巨人・原辰徳監督が今シーズン限りで解任される。10月4日にも正式発表される見込みだが、タダでは起き上がらないのが「名将」だ。次なる目標は、3年後のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)監督の再登板だという。
衝撃の解任情報が流れた10月3日から一夜明けた4日、野球日本代表「侍ジャパン」は新監督に決まった井端弘和氏の就任会見を行う。
「取り仕切る日本野球機構(NPB)の日程上、4日しか会見のタイミングがなかったのに、そこへ原監督解任がぶつかるのだから、球界は大騒動に巻き込まれたも同然ですよ」(在京テレビ局スタッフ)
原監督は今季、3年契約の2年目。契約をまだ残しての解任劇だけに、今後1年間は球団にとどまるのかどうかも見ものだ。この状況に、
「これで次の展開が見えてきた」
とうなずいて次のように明かすのは球界OBだ。
「2009年にWBC監督として日本を優勝に導いた原監督は、以前から『もう1回、世界一の美酒を味わいたい』と、侍ジャパン監督の就任に前向きでした。11月のアジアプロ野球チャンピオンシップでは井端監督が指揮を執りますが、その後は未定のまま。来秋のプレミア12まで、という情報もあります。井端監督では荷が重いと判断されれば、原監督は適任者。就任への唯一の障害が巨人の現役監督だったことですが、辞めてしまえば問題はなくなる。横滑り人事に、原監督もさぞ喜ぶことでしょう」
解任からの急展開に目が離せない。