“間男自宅連れ込み不倫騒動”の主役が、約1年5カ月ぶりにテレビ出演を果たした。復帰を歓迎する声がある一方、厳しい意見も多く見受けられるのが現状だ。振り返れば、「男性スキャンダル」を機にタレント生命の岐路に立たされた女たちは明暗を分けてきたものである。
10月23日に放送された日本テレビ系「情報ライブミヤネ屋」に、矢口真里(31)が出演。とはいえ、不倫騒動について謝罪はしたものの、“連れ込み修羅場”には言及せず、現在、“間男”のモデル・梅田賢三(26)と交際していると明かしたのだ。
この復帰劇を受け、ダウンタウン・松本人志が「“受け身”をちゃんと練習しているのかと。大丈夫なのかと。うちの番組とか来た時、後頭部いってまうで。ちょっと心配になった」とコメントしたほか、芸能界からは今後の活動を危惧する声が噴出した。
芸能評論家の三杉武氏はこう分析する。
「矢口さんとしては、大々的に謝罪することでミソギのも事実である。“証拠写真”によってを済ませて、騒動を一段落させようとした。同時に梅田氏との真剣交際をアピールし、イメージの悪い不倫も、純愛の結果だったようにシフトチェンジを図ったのでしょう。でも、世間の反応は相変わらず厳しい。バラエティ番組でイジられまくることで笑いに変えるという復帰のほうが、むしろよかったのではないかと思います」
矢口の前途はまだまだ多難と思われるが、生々しい下半身スキャンダルはえてして尾を引くケースが多いのも事実である。
“証拠写真”によって明るみに出るパターンもあった。今年、「フライデー」に“過激ベッド写真”を掲載された香里奈(30)が窮地に立たされている。
「香里奈といえば、主演した月9ドラマ『私が恋愛できない理由』(フジテレビ系)の役柄をはじめ、クールな印象で人気を博していた。ところが、年下男性とベッドに寝そべり、大股を開いた写真が公開されて状況が一変しました。イメージとのギャップはインパクト大で、彼女を支援していた大手芸能プロの幹部もさすがにお手上げだったといいます。引退説まで噂されたほどです」(スポーツ紙芸能担当デスク)
天下の“月9女優”も現状は「負け組」となっているありさまなのである。
さて、報道キャスターでありながら“ハレンチスキャンダル”で失脚したのが、山本モナ(38)=現中西モナ=だ。朝日放送の局アナからフリーに転身し、06年、「筑紫哲也 NEWS23」(TBS系)に抜擢されるも、現職議員との“不倫路チュー写真”を激写されて、初出演からわずか5日で降板。
「その後、ビートたけしが救いの手を差し伸べて『オフィス北野』に所属した。周囲のサポートのかいもあって、フジテレビ系「サキヨミ」で待望のキャスター復帰を果たしましたが、その直後に今度は当時巨人の二岡智宏との“五反田ラブホ不倫デート”がスッパ抜かれ、再度番組を降板しました」(芸能記者)
11年6月の結婚を機に芸能界を引退し、昨年3月から再復帰を果たしてタレント業を中心に活動を続けているが、かつての勢いには遠く及ばない。芸能ジャーナリスト・平田昇二氏が言う。
「モナの場合は、周囲の好意をないがしろにしてきたイメージがある。たけしの恩を仇で返し、また同じ過ちを繰り返しました。騒動後、大竹まことがアシスタントに起用してくれたラジオ番組も、結婚するとあっさり辞めている。オトコには貪欲なわりには、義理を欠いていましたよね」