11月5日、映画「サボタージュ」の公開記念イベントに登場したダンディ坂野(47)が注目を浴びている。03年に「ゲッツ!」でブレイクするも、他にこれといったギャグはなく、一発屋として徐々にテレビ番組からフェイドアウト。ところが数年前から、にわかに再ブレイクを果たしているのだ。
その指標となるのが、CM本数。現在、ダンディは4社のCMに出演中で、ちょっとしたCM長者である。いったいなぜなのか。
「一発屋とはいえ、一度爆発的に売れた芸人は、そのギャグだけで、地方での営業やイベントに引っ張りだこになるんです。正直、地方では、ブレイクした経験のある芸人は、いつまでたってもスター扱いされる。ダンディはそれで、月収300万円前後ですね。『なんでだろ~』のテツandトモも、いまだに営業でけっこう稼ぎ、月収は数百万円。十分食っていけるので、テレビにはたまに顔見せ程度に出るだけでよく、その出演料も安くてかまわない。そうした陰の人気要因があるため、CMオファーもなくならないのです」(お笑い番組を手がける放送作家)
新ギャグなど作らなくても大丈夫。「息の長い一発屋」とは妙な表現だが、それが実情なのである。