新垣結衣(26)の主演映画「トワイライト ささらさや」が8日に公開。週末2日間の観客動員数で初登場1位となった。新垣の主演映画は4年前の「ハナミズキ」以来。同作は興収約30億円のヒットを記録した。
幸先のいいスタートだけに今後のヒットが期待されるが、ある映画記者は首を横に振る。
「全国264スクリーンで公開され、土日2日間で動員8万2140人、興収1億836万6000円の記録。初登場首位というと、とんでもないヒットが期待できそうですが、なかなかどうして。今秋公開の吉永小百合主演の『ふしぎな岬の物語』も、公開直後の2日間で興収2億円には届かなかった。『アナと雪の女王』の大ヒット以来、他の作品は全く歯が立たない状況が続いています」
ただし、明るい予測がないでもない。それは作品力だ。別の映画ライターは言う。
「──ささらさや」は突然、夫に先立たれたヒロイン、さやを、成仏できない夫が周囲の人物に乗り移って励ましていく物語。乳飲み子と妻を懸命に応援する夫役、大泉洋の芸達者な演技が好評だ。
「観客は女性が7割。30~40代が中心層だが、10~70代の幅広い年齢層から支持されています。また、鑑賞後の評価も高く、泣ける映画と評判です。泣ける映画として大当たりした『ハナミズキ』の主演、新垣に対する期待で観客が押しかけたのでしょう。同じく『泣ける』と評価の高かった『ふしぎな岬の物語』並みの興収10億円超えはイケそうですね」(前出・映画記者)
そんなふうに「彼女が出れば泣ける」という演技力で、女性人気が定着しつつある新垣。もう1つ、長身の美人女優なのに「抜けている」ところがウケているというのだ。
「以前アサ芸プラスが『新垣の私服のダサさ』を取り上げた記事は、かなりの反響があったんですよ。ネット検索では、新垣結衣 私服 ダサい、で簡単にヒットする。あの記事を読んだメンタリストのDAIGOが新垣を擁護、反論するほど盛り上がった。実は私服のダサいのは新垣の性格が原因。引っ込み思案で人見知り、そのうえ優柔不断。買い物は1軒1軒丁寧に見て回り、1回につき4~5時間かかる。友人を引っ張りまわしたあげくに何も買わずで、忙しい中、つきあってくれた友人をブチ切れさせたことも。以来、買い物は1人で出かけている。となるとアドバイスしてくれるのは、店員だけ。だが、話しかけられても打ち解けられず、生返事を続けた上にダンマリしてしまい、さじを投げられる、の繰り返し。だからモデル出身とは思えない、とんでもファッションになってしまう。その抜けっぷりが、親近感がわくというんです」(女性誌記者)
もちろん男性にとっても、そんな意外性はポイント高し!だ。