“所要時間5分”の入団テストから2日後、中日ドラゴンズの松坂大輔が、公開自主トレを室内練習場で行い、又吉克樹投手を相手にキャッチボールをした。
松坂の球を受けた又吉は「ドラゴンズにはいない球の重さ」と、平成の怪物の球質をベタ褒めしている。
「又吉といえば、ツイッターで“オフは広報”と名前を変え、練習のことから野球以外の仕事、プライベートまで写真をどんどん掲載しながらつぶやくので、ファンから“広報部長”と呼ばれていたり、テレビ番組に出演した際には『プロ野球選手になった途端、元カノ全員から連絡が来た』ことをぶっちゃけたりと、何かと話題になっています。しかし、さすがにファンからも『どの中日の投手よりも重い球というのは失礼!』と、話を“盛りすぎている”点をツッコまれています」(スポーツ誌ライター)
それにしても、松坂。話は“八掛け”にしても、中日でもうひと花咲かせる期待が持てるのでは?
「それはまだ気が早い。あるOBから聞いたことがありますが、プロ野球選手が自主トレで陥りがちなのが、『暖かいところで練習して、体ができあがったと勘違いし、日本に戻って合同自主トレした時に、寒さの中で体を動かしすぎたことが後々響いてきて、ついには故障する』ということがあるそうです。松坂はまさに、中日のテストに向けて、1年を通して過ごしやすい気候と言われるLAで調整し、挑んだ。そしてこの2日ほどの寒さの中、プロも驚く重い球を投げ込んでいる。この後、2月からの沖縄のキャンプで、ちょっと体を動かしたら汗が出るような気候にまた勘違いし、オープン戦後半の寒い場所での試合で無理をして…と徐々に故障に近づいていく危険性がある」(前出・スポーツ誌ライター)
松坂がまた“違和感”を訴え、気がつけば1度も登板することなくシーズンが終わってしまわないかが、心配だ。