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藤浪晋太郎のメジャー残留交渉が難航を極める「阪神時代からの強すぎるこだわり」条件

 オリオールズからFAとなった藤浪晋太郎のメジャー残留が、やはり難航を極めそうだ。メジャーリーグを長年取材するスポーツライターは、現状をこう説明する。

「FA戦線は大物から決まるのが通例です。今年は大谷翔平が目玉中の目玉。その去就がはっきりしないと、FA市場は動かない。藤浪クラスの選手がどうなるかわかるのは、年明けになってから。遅ければキャンプイン直前になるでしょうね」

 今季は1年契約の年俸325万ドルでアスレチックスに入団し、その後、オリオールズにトレードされ、主に中継ぎ投手としてマウンドに立ってきた。最終的には64試合に登板して7勝8敗2セーブ、防御率7.18の成績はギリギリ合格点といっていいだろう。本来なら複数の球団が手を挙げても不思議ではないが、やはり藤浪のこだわりが大きなネックになっているという。前出のスポーツライターは、

「とにかく先発起用が契約の最重要事項だからです。ところがメジャー30球団の藤浪に対する評価は、ブルペン陣の一員。それもポストシーズンのメンバーに入れるかどうかの、ボーダーラインの投手です」

 藤浪は当初、先発として起用されながら結果を残せず、中継ぎに配置転換された。すでに先発投手としては失格の烙印を押されており、現段階では藤浪を先発候補として考えているチームは皆無のようだ。スポーツ紙メジャー担当記者が、今後の展望を説明する。

「頼みの綱は、代理人が吸血鬼の異名を取る敏腕スコット・ボラス氏ということでしょうね。彼なら藤浪の希望に沿うような交渉はするでしょう。ただそうなると、金銭面での条件が不利になる可能性があります。代理人が優先するのは、自分の取り分にかかわる金銭闘争。実際にどこまで先発起用の条項を盛り込めるか、不透明です」

 阪神時代から、先発へのこだわりは並大抵ではない。ただ、1年でも長くメジャーでプレーするのが、当面の目標。まずはどのポジションだろうが、着実に足固めをするのが得策なのではないか。

(阿部勝彦)

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