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村上頌樹は「1億円はムリ」赤星憲広が明かした阪神との年俸交渉で大台に乗せるテク

 阪神タイガーズOBの赤星憲広氏が、11月8日に配信されたYouTubeのytv阪神応援チャンネル「(祝)日本一おめでとう!スペシャルライブ配信 赤星憲広×トラトラタイガース(諸国アナ)」に出演。その中で、現役時代の年俸交渉の裏話を明かしていた。

 番組中、視聴者から村上頌樹投手(推定年俸750万円)の契約更改は何倍ぐらいになるか?という質問が。すると赤星氏は、

「これ難しいところですよね。新人王はたぶん取るでしょうし、最優秀防御率も取ってるでしょう」

 と言いつつ、自身が新人王を取ったときは1200万円から4000万円になったと回顧。そのときは阪神が最下位だったが、村上の場合、日本一なので、

「普通に考えても7500万円ぐらいじゃないですか。10倍。1億はさすがに無理でしょう」

 と話した。さらに契約更改のテクニックを聞かれると、「話術で変わる」と断言。

 契約更改は、選手1人が球団側2~3人を相手にするもので、球団側は交渉のプロだが、すぐ折れないことが重要で、説得力と準備が大事だという。

「赤星氏の場合、紙の資料の分厚い束を準備していたそう。あるときの契約更改では、事前の下交渉で納得しておらず、本交渉のときにもちょっとしか変わっていなかったため『無理です。押せません』と席を立とうとしたとか。すると『ちょっと待って』と言われ、15分でガラリと条件が変わったという。やはり演技を含めたテクニックが必要ということです(笑)」(スポーツライター)

 例えば2003年に阪神がリーグ優勝したのちの交渉では、当初の提示額は1億に届かなかったものの、そのとき赤星氏が「中途半端ですね。18年ぶりの優勝ですよ。なんでキリの良いところで…」という話をして、最終的に1億円になったとか。

「彼らがどれぐらい上がるかはたぶん彼らの話術次第」と語っていた赤星氏。最近「一発サイン」が多いのは、「銭闘」すると選手・球団のイメージが悪くなるので、赤星氏の時代にできるだけ下交渉をするようにお願いした結果だとか。今年は38年ぶりの日本一で盛り上がっただけに、なるべく揉めないでいただきたいが…。

(鈴木十朗)

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