連続テレビ小説「ブギウギ」(NHK)の東京編が11月から始まり、ヒロインの趣里演じる福来スズ子が作曲家の羽鳥善一と出会った。羽鳥を演じるのは、草彅剛。「東京ブギウギ」や「銀座カンカン娘」ほか、多くの昭和歌謡を手掛けた作曲家・服部良一氏がモデルだ。
元旧ジャニーズタレントで俳優として大成した者は多いが、草彅はそのトップランカーといっても言い過ぎではない。今年は朝ドラ俳優であり、12月9日から来年1月28日にかけては主演舞台「シラの恋文」が上演。京都、福岡、東京を回る。12月16、23両日には、手話通訳士を演じた主演ドラマ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」(NHK)が放送。来年5月には、白石和彌が監督を務める時代劇映画「碁盤斬り」が公開される。
多趣味で知られ、ヴィンテージジーンズやギターには何千万円も投入。金に糸目をつけず、奢り癖もある。それも衝動買いが多く「今月は金欠」とはばかることなく口に出す。
そんな草彅が2018年に後先考えずに買ったのは、電動キックボード。すでに日本でもスタンダートになりつつあったが、草彅が購入したのは仕事で訪れたフランス・パリ。日本より流通しているのを目の当たりにして、「これはいい!」という直感で2台も即買いした。もう1台は、親友の香取慎吾のぶんだった。ところが、
「当時は自動車と同じ扱いで、運転免許がないと乗れなかったんです。それを知ったのは帰国後。しかも、支払い済みなので返却もできず。今では草彅宅に保管されているだけの無用の長物。一度ぐらいは乗ってみたいというのが、夢だといいます」(アイドル誌ライター)
ただ、草彅がパリで電動キックボードに乗っている姿は、稲垣吾郎がこっそり隠し撮りしていた。時間にするとおよそ1分。草彅はそのことを生番組の本番中に聞かされ、椅子から崩れ落ちる始末。いつか、パリの秘蔵映像がお披露目されるに違いない。
(北村ともこ)