阪神OBの掛布雅之氏が11月18日放送の「ごぶごぶ」(MBSテレビ)に出演。阪神・佐藤輝明内野手がドラフトで指名された際、喜びの表情がなかったことについて佐藤の父親に尋ねる場面があった。
この日は「阪神タイガースのAREスポット巡り」という企画で、阪神ゆかりの場所をダウンタウン浜田雅功とともに巡った。
最初に「日本一早いマジック点灯」で有名な尼崎中央商店街を訪れたあと、向かったのは西宮市にある飲食店。佐藤が昔から通っている店で、店主の息子さんが佐藤と高校の同級生。店主は高校時代の佐藤に筋トレを教え打撃力が向上したという。
店には佐藤の「ガチ父」である佐藤博信さんも登場。博信さんは関西学院大・人間福祉学部准教授で柔道家。現役時代は「チェコ国際」「講道館杯」で優勝している。
そんな父親と対面した掛布氏は、こんな質問を繰り出したのだ。
「ここだけの話でいいんですけど、ドラフトで阪神に1位指名されたときに、あまり喜んだ顔をしてなかった佐藤が気になったんですけど。お父さん的には正直どうだったんですか?」
これに隣にいた浜田は爆笑。佐藤は2020年ドラフトで阪神、巨人、ソフトバンク、日本ハムに1位指名され、阪神が交渉権を獲得。そのときドラフトのテレビ番組に出ていたという掛布氏は、ドラフト後に佐藤と会話をした際、緊張なのか本当に喜んでるのか、佐藤は微妙な表情だったという。
それに博信さんは「確かに笑ってないなとは思いました」と返答。浜田が「緊張ですか?」と尋ねると、「いや、どこに指名されてもポーカーフェイスでいようと決めていたみたいで」と明かした。掛布氏は「そうなんだ、それで。わかりました」と納得したが、浜田に「うまく逃げますね」と周囲を笑わせた。
「阪神の2020年ドラフトは超当たり年。1位佐藤、2位伊藤将司投手、5位村上頌樹投手、6位中野拓夢内野手、8位石井大智投手と、今季の阪神の主力選手が揃っており、今年はずいぶん話題になりました。まあ、佐藤が本当は別の球団を希望していたのかどうかは分かりませんが、緊張で強張ったというのが近いのでは」(スポーツライター)
3年連続20本塁打と結果を残し人気も高いのだから、結果的に阪神入団は正解だろう。
(鈴木十朗)