俳優の西島秀俊(43)主演、TBS×WOWOW共同制作で話題となったドラマ「MOZU」が、来年劇場版として公開されることがシリーズ最終回で発表された。
同ドラマは、逢坂剛のハードボイルド小説「百舌」シリーズを連続ドラマ化。爆弾テロで妻を亡くした警視庁公安部エースを西島が演じたほか、香川照之ら実力派が熱演。また、映画「海猿」シリーズを手がけた羽住英一郎監督による映像も評判となった。
「しかし、視聴率的にはパッとせず。今年4月にTBS系で放送された『Season1』は初回13.3%を記録したものの、裏番組の小栗旬主演ドラマ『BODER』に抜かれて最後は1ケタ台で終了。10月スタートの『Season2』も初回視聴率は8.4%と1ケタスタート。裏番組の米倉涼子主演『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)が初回から20%超の高視聴率だったこともあり、まったく振るわなかった。ただし、ギャラクシー賞テレビ部門月間賞や、東京ドラマアウォード作品賞などを受賞するなど、業界内での作品の評判は高かった。そこでドラマがコケても、映画ならヒットするかもと、映画化にゴーサインが出た。ドラマと映画の客は違うという考え方です。代表作と呼べるヒットタイトルに恵まれない西島にとっては勝負どころです」(芸能ライター)
だが、ここにきてヒットが期待できない理由がもう一つ浮上した。それは主演俳優・西島の電撃結婚だ。先頃、16歳年下の一般人との結婚を発表、そのため女性ファンが一気にクールダウンしてしまったのだ。
「現在の西島人気を支えてきたのは女性ファン。きっかけは昨年のNHK大河ドラマ『八重の桜』で見せた筋肉美でした。ストイックな役者人生と40歳を過ぎても劣化しない若々しさが女性ファンをトリコにした。そんな女性層を狙って一流企業もこぞって西島をCMに起用した。
「CM出演を機にサイトをリニューアルしたグンゼはアクセス数が一気に100倍アップ、女性からの問い合わせ電話が鳴りやまなかった。住宅など高額商品のCMでも主婦の食いつきは抜群だった。スターとの疑似恋愛を妄想する女性ファンにとっては、結婚はありえないこと。唯一無二の貴重な観客を失ったも同然で、映画のヒットも難しいのではと関係者は早くも肩を落としています」(ネットライター)
とは言え「MOZU」は録画鑑賞派の男性ファンが多いとの声もある。今回こそは懇親のヒットで、劇場版が西島の代表作となることを願いたい。