11月22日に放送された「リーガルハイ・スペシャル」(フジテレビ)は視聴率15.1%を記録し、堺雅人が相変わらずの視聴率男ぶりを見せつけた。これに苦虫を噛み潰した顔をしているのが、堺を視聴率男に押し上げた「半沢直樹」を放映していたTBSだ。一時は「半沢──」の続編制作を断念していていたが、急転直下、来年の放映を決定したというのだ。
「TBSはスケジュールの調整が付かず、一向にやる気を見せない主演の堺雅人に三行半を突きつけた。そこで、堺の代役を立てリニューアルした形で『半沢──』の続編を制作することにした」(制作プロ関係者)
TBSが堺切りを決断した裏事情をテレビ関係者が語る。
「堺のスケジュールが向こう2年間空いていないんです。三谷幸喜が脚本を手掛ける16年に放送されるNHK大河ドラマ『真田丸』に出演が決まり、他は映画や舞台で埋まってしまった」
気になるのはポスト堺だ。一体、誰が半沢直樹を演じるというのか!? 佐藤浩市や阿部寛、妻夫木聡などの有力候補者の名前が挙がるなか、最終的に内定したのは、
「西島秀俊です。彼はTBSがポスト半沢として制作した大作『MOZU』や『ダブルフェイス』などに出演し、今やTBSのお抱え俳優といっても過言ではない。“二代目半沢”は西島しかいないという方向で調整が付いた。本人は来る仕事は拒まないタイプ。結婚したばかりでやる気を見せているそうです」(芸能プロ関係者)
気になる共演者だが、前作とほぼ同じ顔ぶれがキャスティングされるという。
「大和田暁役の香川照之、浅野匡役の石丸幹二、他にも片岡愛之助、手塚とおるなど芸達者な役者が勢ぞろいする。唯一の変更点が半沢の妻を演じていた上戸彩。ドラマ『昼顔』の映画化のためスケジュール調整が付かなかった。まだ未定だが、綾瀬はるかや仲間由紀恵の名前も取沙汰されている」(前出・芸能プロ関係者)
続編が見られるのは、早ければ来年の4月になるという。西島版「半沢直樹」は前作にどこまで迫れるのか? テレビ関係者の注目は日に日に高まるばかりだ。