乃木坂46の34枚目のシングル「Monopoly」(12月6日発売)のミュージックビデオ(MV)に、とある疑問の声が上がっている。映らないメンバーが多すぎる、というものだ。
このシングルは、賀喜遥香と遠藤さくらによるWセンター曲。初選抜メンバーは3期生の向井葉月、4期生の黒見明香、5期生の冨里奈央の3人だ。ファンは彼女たちを含めたメンバーがいかにMVの中に映り込むかを楽しみにしていたようですが、11月22日に公開されたものは、ひとりひとりの顔がなかなか認識されない作品になっていた。向井、黒見、冨里は3列目だが、他の3列目メンバーも、中央の筒井あやめ以外はほぼ映っていない。アイドルライターも首をひねる。
「柴田柚菜、菅原咲月、一ノ瀬美空、弓木奈於、五百城茉央は壁の花となっていて、なかなか1回の動画再生では確認しにくいですね。それぞれのファンからは『まったく映っていない』『どこにいるのか』『もう見ない』などの不満の声が噴出しています。2列目の田村真佑も、いわゆる乃木坂の序列でいう『福神』扱いなのに、あまり見られないのはなぜなのか…」
一体なぜ、このような悲劇が起きてしまっているのかといえば、
「MVを手がけたのは、映像ディレクターの池田一真氏。自身の公式Xではその仕上がりについて『鮮やかで毒のある花や蝶が狂い咲き舞うようなイメージで作りました』としています。池田氏は色彩感覚や映像美、スピード感にこだわるクリエイター。過去、乃木坂のMVでは『制服のマネキン』『シンクロニシティ』などを担当しています」(前出・アイドルライター)
それとは対照的に好評だったのが、前作「おひとりさま天国」だ。アイドルライターが続ける。
「同作の監督は伊藤衆人。ファンからは『しゅーと』と呼ばれて親しまれているように、乃木坂のMVでは欠かせない作り手です。この曲はひとりひとりにスポットライトが当たるだけではなく、それぞれのメンバーの趣味や個性が生かされた作品になっていました」
はたしてこのモヤモヤは次作で解消されるのだろうか。
(魚住新司)