足の大きさの平均は、女性23.5センチ、男性26.5センチ。野球の歴史を塗り替えた大谷翔平(身長193センチ)でも28.5センチだが、それを超える大足の芸能人がいる。俳優の佐藤二朗(身長181センチ)だ。なんと「僕の靴、31センチあるんですよ」と言うのだ。
現場で一緒になった俳優・賀来賢人は、こう語っている。
「大きな物体が落ちていて『何だろうな』と思ったら、二朗さんの革靴で。靴のサイズじゃないから、最初は何かわからなかったです。そのくらいデカかった。二朗さんに内緒でその後、みんなで履いたんですよ」
佐藤本人も、
「阿部寛さんは僕より身長が高いんですけど(189センチ)、阿部さんが一瞬、間違えて俺の靴を履いて『何だコレ!』って言ってます」
京都で時代劇をやった時も、もちろん履物のサイズがなく、「何やのソレ、ホンマに何やのソレ」と衣装さんに呆れられたそうだ。
佐藤は過去の悲しい経験にも触れている。
「高校の修学旅行でスキーに行っても、俺だけ足に合うスキー靴がなくて。見学ですよ」
さらに旅館のスリッパやサンダルも、かかとが出ることが当たり前で、最悪、つま先さえ入らない場合もあり、ほぼ素足で過ごすことも。トホホである。
(坂下ブーラン)
1969年生まれのテレビディレクター。東京都出身。専門学校卒業後、長寿バラエティー番組のADを経て、高視聴率ドキュメントバラエティーの演出を担当。そのほか深夜番組、BS番組の企画制作などなど。現在、某アイドルグループのYouTube動画を制作、視聴回数の爆発を目指して奮闘中。