太川陽介と蛭子能収の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」、田中要次と羽田圭介の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」に続いて今年7月にスタートした「ローカル路線バス乗り継ぎの旅W」。第2弾がなかなか放送されずファンをヤキモキさせたが、ついに12月16日の「土曜スペシャル」(テレビ東京系)で放送される。
第2弾が注目されていた理由を、テレビ誌ライターが語る。
「第1弾のメンバーを見て、バス旅ファンは衝撃を受けました。それまでは男性2人がレギュラーでマドンナは1人で回によって変わるというシステムでしたが、バス旅Wは女性3人。このメンバーは固定なのか、それとも回によって変わるのか、あるいは一部だけ変更するのか。バス旅の面白さはその回のメンバーが大きく左右するので、注目されていたわけです」
第1弾のメンバーは赤江珠緒と三船美佳、ももいろクローバーZ・高城れに。三船は映画「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE」で太川と蛭子と旅をした経験があり、高城も「鉄道沿線歩き旅第12弾」や「バスVS鉄道 乗り継ぎ対決旅第6弾」に出演したことがある。そこでテレ東旅番組の経験がない赤江が外れるのではないかという声もあったが、
「結果的に外れたのは高城でした。彼女はどんなに厳しい旅になっても明るく元気で、ももクロの曲をアカペラで歌ってメンバーを勇気づけたことがあります。そんな彼女を外しことは悪手と言わざるを得ない。おそらくももクロとして活躍しプロ野球選手の妻でもある高城のスケジュールを押さえるのが難しかったのでしょう。バス旅は最長6日も連続で拘束されますから」(前出・テレビ誌ライター)
高城に代わって起用されたのは俳優・竹内涼真の妹であるたけうちほのか。「バスvs鉄道乗り継ぎ対決旅第17弾」に出演した経験がある。
この3人が挑む第2弾はかなり厳しい旅になりそうだ。テレビ誌ライターは過去の旅を参考にこう予想した。
「スタートは山形県の海岸沿いにある湯野浜温泉で、ゴールは青森の竜飛岬。日本海側を北上していくのが最短ルートですが、バスが繋がっておらず太川が苦労した記憶があります。内陸部に入り奥羽本線に沿っていくルートはバスはつながるかもしれませんが、本数が少なそう。思い切って奥羽山脈を越えて東北本線沿いを行くという手もありますが、かなりの遠回りになる。『バス旅のプロ』の太川でも頭を悩ませることでしょう」
第1弾は成功したが、今回はそう簡単には行かなそうだ。
(鈴木誠)