テレビ東京旅番組の看板ともいえる「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」の後継として、今年7月にスタートした「ローカル路線バス乗り継ぎの旅W」。それまで男性2人とマドンナの女性の3人組から、女性3人組とフォーマットを変え、バス旅ファンに衝撃を与えた。
ただ、放送からすでに4カ月が経つが、第2弾が放送されないことにSNSには心配する声が上がっている。というのも、バス旅はコロナ禍の前、年に4回、約3カ月おきに放送されてきたからだ。テレビ誌ライターによると、
「バス旅のロケが行われると、目撃情報がSNSにアップされます。ところが、バス旅Wの目撃情報は11月末現在でも投稿されていません。撮影すらされていないと考えていいでしょう。年末年始に放送するのであれば、もう撮影していてもいいはずなのですが…」
テレ東にとってバス旅は高視聴率を獲得してくれる番組なはずで、ハイペースで放送したいというのが本音だろう。なぜバス旅Wはそれができないのか。テレビ誌ライターは理由をこう解説する。
「バス旅は太川陽介と蛭子能収がメインだった時から3泊4日で旅をします。2代目の羽田圭介が明かしたところによると、撮影自体は3泊4日でも、前日と後日を含めて5泊6日も拘束されることがあるとか。バス旅Wのメンバーは赤江珠緒と三船美佳、ももいろクローバーZ・高城れにの3人ですが、全員のスケジュールを確保するのが難しく、なかなか撮影できないのでは。特に高城は個人の仕事に加えてももクロとしての公演も抱えているため、普通に考えても連続した4日間を同時に押さえるのはかなりの困難です」
この問題をクリアするために「水バラ」で放送されている太川陽介のバス対決旅は、1泊2日での撮影になっている。しかし、本家バス旅の撮影を短縮すれば魅力が減ることなり簡単にはできないはず。今後も関係者の頭を悩ませ続けることになりそうだ。
(鈴木誠)