サッカー日本代表の森保一監督に対して辛口批評を繰り返している元日本代表の田中マルクス闘莉王が、久々に監督と再会した時の様子を自身のYouTubeチャンネルで明らかにしている。
闘莉王は12月5日に行われた「Jリーグアウォーズ」にプレゼンターとして出席し、本番前に楽屋で森保監督と再会。その場に居合わせた人によると、それまでの森保ジャパンのダメ出しから楽屋は地獄のような空気だったというが「ぜんぜん地獄じゃないし。森保さん大好きだし。自らあいさつに行きました」と闘莉王。
闘莉王はプロ1年目、サンフレッチェ広島で現役時代の森保監督とプレー。多くのことを教わったそうで、今も感謝しているという。ただ再会の場では、
「いつもの森保さんじゃなくて、代表の監督になったことでちょっと距離置かなきゃいけないのかなっていう感じを出してますね。普通だったらあそこで俺はハグをする。ハグができないぐらい距離を置いてるような感じがした。代表の監督ですから、こんな文句言ってるやつにハグしてもってことがあるかもしれない」
と森保監督の応対の変化を気にしている様子。しかし、一方の森保監督からは「これからも闘莉王に引っ張っていってもらわないと」との言葉があったという。
「応援するだけだし、できることなら何でもします。日本が強くなるためのことであれはできることあれば何でもやっていきます。森保監督はお世話になった人だけど、俺は白黒はっきりするタイプなんで、間違ってる思ってたら違いますよってはっきり言いますし、褒める時は褒めますけど、ちゃんと言わなきゃいけない時は言います」
と辛口批評を続けていくと宣言していた闘莉王。今後も日本代表に関する厳しい意見を聞けそうで一安心である。
(鈴木誠)