内田有紀をゲストに迎えてサンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)、錦鯉(長谷川雅紀、渡辺隆)、ウエストランド(井口浩之、河本太)のM-1王者3組が同行し、那須高原エリアを散策する――。12月25日の「帰れマンデー見っけ隊!!2時間SP」(テレビ朝日系)は、そんな光景が展開された。
内田の同番組出演は今回が2回目。もともと単独ライブにまで足を運ぶほどのサンドウィッチマンのファンだった内田が、別番組で共演した際に「帰れマンデー」の出演を約束し、それが実現したという流れだった。
で、今回。驚いたのは、今年48歳だとは信じられない内田のキュートさ。こういうことを言うとアレだが、仕草やしゃべりは若々しいけど、見た目はまぁ年相応、なんてことが往々にしてあるものだが、彼女の場合、年齢を重ねてもなお変わらぬ愛らしさとハツラツ感にあふれている。
前回出演時はセミロングだった髪型も、デビューの頃から印象的だった栗色のショートボブで、なんら変わらぬどころかより魅力を増しており、「やっぱり有紀ちゃんは可愛いな」としみじみ。そんな彼女の魅力にノックアウトされたのはファンだけではなく、共演者も同じだった。
前回、内田が「あだ名で呼びたい」と希望した伊達を「伊達ちゃん」、富澤を「トミー」と呼ぶと、本人たちは終始デレデレの上機嫌だったが、今回もスタート時からハシャギ気味なサンドの2人。
河本が「一般人と間違えられる」という悪ふざけでイジられていると、
「私、河本さん、よく知ってますよ、キャンプ界で有名ですから。私、キャンプ好きなんです。だから、ね。こんな感じですけど、キャンプの動画見てるとすごく男らしいんですよ。本当にカッコいいんですよ」
内田は河本の顔を覗き込み、ベタ褒めである。そしてトドメのひと言。
「一緒に連れて行ってほしいくらいです、キャンプ。だから今日(会えて)嬉しいです」
河本はもう内田にメロメロで、「M-1優勝して本当によかったです」とニコニコ顔だった。
その後に向かった「九尾の狐が封印されている」との伝説が伝えられ、最近割れてしまったという「殺生岩」の前で、内田は長谷川と一緒に「コンコンコン」とキツネダンスで悪ふざけ。着地点を見つけられない長谷川が内田と目を合わせ、照れる場面も。自然な距離感の詰め方と、相手の持ち上げ方を見て「人たらしだなぁ」と感心してしまった。
当時からのファンも共演者もテンションを上げちゃう内田有紀、「実は今が最強かも」と思ってしまうロケだったのである。
(堀江南)