当時、お互い一人暮らしで、私が病気になった時に愛は必ず看病に来てくれ、私も愛が熱を出した時には看病しました。
買い物も食事も一緒のことが多く、夜中でも、
「1人で『Xファイル』観てたら怖くなっちゃったから、泊まりに来てぇ」
と電話があれば、愛の部屋に行き、一緒にビデオを観た。空腹になれば、パジャマでコンビニ、つらいことがあれば、目黒川のほとりで、2人でしゃがみ込み、何時間も語り合った。私の母が部屋に泊まりに来ると、愛は「お母さん、お母さん」と母に抱きついた。そんな無邪気な愛を、母もかわいがってました。3人で買い物に行けば、
「お母さーん!この洋服似合う?」
と、愛は自分の母親のように試着室に呼んでいた。ただ、
「いいなぁ、母親と買い物なんて。派手な服を見ても怒らないし‥‥」
と、寂しそうに漏らすこともありました。
それから1年ほどたったハロウィン直前のことです。誕生日が近づいてきた愛が、伏し目がちに、
「ねぇ、話したいことがあるんだけど、怒らない?」
と前置きして、
「私、実は今、16歳なんだ。怒った? これから敬語話さないとダメだよね」
と告白したんです。私が、
「そんなこと関係ないよ、いまさら敬語で話しても変な気持ちになるからやめて」
と答えると、愛は凄くうれしそうでしたね。
その後、私は六本木から銀座のクラブに移り、愛も銀座の別の店に移りましたが、親友関係は続きました。
そんなある日、愛が私に相談を持ちかけてきた。
「ねぇ、私、AV女優になろうと思うんだけどどう思う?」
「えっ? マジで?」
「うん‥‥いろいろ考えたけど、お金が欲しいんだよね。明美は、私がAV女優になったら友達やめる?」
不安そうに聞いてきたので、私はこう言いました。
「別に愛は愛なんだから、何も変わらないよ。ただし、いろいろリスクは背負うと思うから、それを覚悟で決めたのなら止めないよ」
愛は「ほんとに? 軽蔑しない?」と念を押してましたよ。
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