12月8日に、来年12月をもってグループから卒業することを宣言したAKB48グループ総監督・高橋みなみ(23)が、後継者に指名したのは横山由依(22)だった。
横山といえば、総選挙の登壇スピーチで過呼吸になったり、号泣したりする“泣き芸”が印象に残っているファンも多いだろう。
島崎遥香(20)などとともに9期生としてAKB48に加入した横山は、指原莉乃(22)ら先輩メンバーに見出されて頭角を現し、数多くのシングル曲で選抜メンバー入りしてきた。
その指原や大島優子(26)、北原里英(23)とともに派生ユニット「Not yet」のメンバーとしても活躍し、昨年には姉妹グループ「NMB48」の「チームN」との兼任も務めたものだ。
かつては泣き虫イメージもあった横山だが、今では「チームK」のキャプテンをこなすなど、たくましく成長を果たしている。
とはいえ、並み居る人気メンバーの中でなぜ、高橋は横山を後継者に指名したのか――。
「AKB48グループのメンバーは、それぞれみんなさらなる飛躍を目指して努力に励んでいますが、中でも横山は大のつく努力家なんです。デビュー前には、京都の地元高校に通いながら放課後にファーストフード店やファミリーレストラン、食品工場などでアルバイトして交通費を自分で稼ぎながら、金曜日の夜行バスで上京。土日はレッスンに参加して、再び夜行バスで京都に帰宅する日々を送っていたほど。デビューしてからも練習に励み、高橋だけでなく、卒業した篠田麻里子(28)をはじめ、多くの先輩メンバーたちが彼女の努力する姿を見てきましたからね。まさに後継者にピッタリな人材でしょう。後輩の面倒見もいいですね」(AKB48グループ関係者)
さらに、別の関係者からはこんな意見も聞かれた。
「横山はとにかくストイックでプロ意識が高いんです。過去にさまざまなメンバーのスキャンダルが報じられてきましたが、彼女ならそうした気苦労を関係者にかけることもなく、『横山ならまず大丈夫だろう』という安心感もある。AKB48グループにとって前田敦子(23)や大島、篠田、板野友美(23)、そして高橋と主力メンバーが次々と卒業し、世代交代が至上命題となっているここ数年間は、非常に大事な時期でもありますからね」
AKB48グループの未来を託された横山のさらなる飛躍に期待したいところだ。