これでカズの現役延長も決定か? サッカーJリーグのタイトルパートナーを務めている明治安田生命保険相互会社が、1月からブランド通称を明治安田生命から明治安田とすることを発表。この日、都内で行われた会見では、新企業として生まれ変わったPRタレントとして元日本代表FW三浦知良(ポルトガル2部・オリヴェイレンセ)を起用することも発表された。
三浦本人はシーズン中とあってビデオメッセージで登場したが、「実は僕、明治安田の保険に入っているんです」とエピソードを披露。「今回オファーを頂いて本当に嬉しかったです」などと終始満面の笑みを連発していた。
2月26日の誕生日で57歳になるカズのモチベーションは相変わらず高く、目標は「還暦(60歳)まで現役」。その背景には、現役を続行できる資金ができたことがある。
オリヴェイレンセは現在、カズの保有権を持つJ2横浜FCの小野寺裕司オーナー(豊洲の「一番マグロ」を3年連続競り落とした「銀座おのでら」も経営)が所有している。
「カズは今年6月でオリヴェイレンセとのレンタル契約が満了になります。しかしJ2に降格した所属先の横浜FCに戻っても、57歳の彼にはレギュラーポジションがないのが現実です」(サッカーJリーグ担当記者)
となると、いよいよ現役引退のカウントダウンが聞こえてきそうだが、
「明治安田さんとカズの今回の契約は、非公表ですが期間は『1年以上』ということがわかっています。となると、この契約がある限り現役続行は濃厚です」(夕刊紙記者)
気になる明治安田との契約金は最低でも1年5000万円以上が妥当な額だ。この契約金こそ、カズが現役続行を続ける運転資金に充てられる。
「専属トレーナーやシェフなど、カズが現役を続けるにあたって身の回りのメンテンスをする複数のスタッフがいますが、こうした環境面はしばらく安泰というわけです」(前出・夕刊紙記者)
明治安田とタッグを組み、全国の子どもに1万1000個のサッカーボールを寄贈することも決まった。現時点でそんなキングカズを超える「Jリーグの顔」が出てこないのも、少々寂しい話だ。
(小田龍司)