米ハリウッド映画には「ET」をはじめ「2001年宇宙の旅」や「エイリアン」といった名作が数多くあるが、ハリウッドの映画製作陣がSF作品を作る際、その情報収集先となるのが、米軍の「ブラック・プロジェクト」だとされる。
ここには退役軍人や現役の軍人からリークされた、表には出せない極秘情報がワンサカあるのだとか。ただ、場合によっては軍の関係者が上層部の意向を受け、映画アドバイザーとして製作陣に加わり、それに合わせて映画を作ることもあるという。映画関係者が語る。
「ブラック・プロジェクトが関わった作品としてよく知られるのが、スティーブン・スピルバーグ監督のデビュー作『未知との遭遇』です。これは著名なUFO研究家アラン・ハイネック博士がアドバイスしたもので、だからこそ、あのリアリティーある映像とストーリーが見る者を引き付け、大ヒットすることになった。とはいえ、このプロジェクトには政府に近い筋による情報操作が行われている、との指摘があるのも事実。一方で、国家には全くしがらみのない立場で長年UFOを研究し続けている専門家も多く、その代表的な人物が、著名な航空専門家でもあるマイケル・シュラット氏なんです」
シュラット氏は1950年代からUFOと米軍の関わりを徹底調査してきたが、その主張は一貫している。いわく、
「現在、アメリカ各地で目撃されているUFOは、地球外生命体が乗ったものを米軍が攻撃して墜落させた後、分析・改造したもの。このUFOで様々な実験を行っている。つまりUFOは、米軍製の空飛ぶ円盤だ」
シュラット氏によれば、空軍によって墜落させられたUFOは、アメリカ空軍施設プラント42の中に運び込まれ、そのテクノロジーを米軍が模倣する形で、宇宙船を作っているのだと。プラント42は、ロサンゼルスのダウンタウンから約60マイル (100キロ) 離れた、アンテロープバレーにある、アメリカ空軍所有の機密航空機製造工場。昨年11月には、開発中のステルス戦略爆撃機B-21「Raider」が初飛行した場所として有名になった。
「この施設はアメリカと同盟国向けの軍用機や部品を製造、メンテナンスを行う民間請負業者によって運営されていますが、シュラット氏によれば、墜落したUFOの残骸は全てこの施設に送られ、分析されているというんです」(軍事アナリスト)
シュラット氏の主張が事実なら、世界各地で今も目撃されているUFOは「エイリアン製」ではなく「地球製」ということになる。
(ジョン・ドゥ)