従来の「お姉さんキャラ」を変えようと挑んだ撮影で待っていたのは、「年下の男の子」に「義理の弟」。これはもしかして、やはり…。
――通算20枚目!
唯 はい。2017年の12月22日に竹書房さんからファーストDVDを出させていただいてから、デビューから丸6年で20作です。
――タイトルは「どの季節でも最高な君」。春夏秋冬を演出しているの?
唯 主に夏を感じられるような気がします。
――アハハハ!
唯 撮影は10月で、古民家で半袖姿だったんですけど、出来上がりの映像を見たら、セミの声がちゃんと入っていましたから。
――唯ちゃんはどの季節が好きなんだっけ。
唯 うーん…夏。夏の終わりってせつないなぁって、年々思うようになりまして。特に去年はしんどいくらい暑かったじゃないですか。
――確かにキツかった。
唯 そうなると、いちだんと夏の終わりの寂しさを感じて、夏にすがりたくなりましたね。
――さて、記念すべき20作品目ということで、何か変わった仕掛けや試み、特別な思いなどはあった?
唯 そうですね~、これまで表現してきたキャラクターは「お姉さん感」といいますか、お相手の設定も「部下」「後輩」で、ちょっとSっ気のある感じで誘惑するのが多かったんです。
――そうだったね。
唯 今回は「イメージを変えたい」と、先にお伝えしました。辱められるというか、かわいらしくてMの夏来唯もアリではないかと。
――願いは叶ったの?
唯 初めての監督さんで、全体的に新鮮な現場でした。いつも見てくださるファンの方々にも違った見せ方をできたら、と。衣装にもこだわって。
――例えば、どんな?
唯 29歳(※撮影当時)、20作目にして、初めてメイド服を着るという(「週刊アサヒ芸能」2月8日号19ページ小写真参照)。
――言われてみれば、初見かも。
唯 メイド役は…向いているかどうか、自分的には微妙でした。
――どんまいっ! 好きな衣装は他にも?
唯 家庭教師ですね(同20ページ)。
――そういうお姉さん系は、今まで通りの方向性では?
唯 えーと、じゃあカバー写真にもなった、庭で水を撒くところは、とにかく爽やかにしてほしい、と。
――ホントだ。明るい笑顔!
唯 ただし、年下の男の子とキャッキャする設定でした。
――やっぱり、お姉さん役…。
唯 あと、洗濯物を干すシーンがあるんですけども、家にダンナの弟が帰ってきて。
――今度は義理の姉(笑)。
唯 話を聞いてあげているうちに、いい感じになっちゃって。
――古より伝わる伝統的な展開。
唯 ダンナには内緒ですけど。
――そりゃ、そうでしょうよ!
唯 ただ、撮影中に思ったんです。攻め立てるよりは攻められる方がやりやすさを感じたのは、やはり私がMだからですかね。