2014年を締めくくる「第65回NHK紅白歌合戦」。司会には、連続テレビ小説「花子とアン」で主演を務めた吉高由里子が、白組には5年連続となる嵐がそれぞれ抜擢された。
出場歌手も公表され、後は大みそかの開幕を待つばかりだが、関係者の注目を集めているのが紅白の締めを飾る大トリ。一部スポーツ紙が「松田聖子に内定」と報じたことから大騒動に発展しているのだ。
「聖子がトリだと聞いていきり立っているのが演歌の大御所たちです。今年、ヒット曲を出していない聖子がトリなら、自分だってトリを飾る権利があるとNHKに訴えているんです」(芸能プロ関係者)
聖子を大トリに起用すれば、他の大物歌手が黙っていないのは火を見るよりも明らかなはず。なぜNHKは自らトラブルを招くようなことをやらかしたのか!? その裏にはNHK関係者がひた隠しにするサプライズ演出が用意されていたのだ。
「中森明菜の出演です。出場歌手には名前は出ていませんが、スペシャル枠と言う扱いで現在、調整を続けている。『DESIRE―情熱―』『スローモーション』『十戒』などをメドレーで歌う提案がなされているようです。いまだ体調不良が伝えられているが、NHKサイドは最悪の場合はVTR出演でもOKとまで言っている。今年はメガヒット曲もなく、昨年の『あまちゃん』のような寸劇もない。目玉がない中、“聖子と明菜の共演”を実現できれば話題になること必至です。かなりの視聴率を見込めますよ」(NHK幹部)
ところが、明菜の出演に難色を示したのがほかならぬ聖子。
「聖子と明菜はライバルと呼ばれ続け、アイドル時代から関係性はあまり良くなかった。常に自分が主役でいないと気が済まない聖子にとって、明菜のサプライズ出演は面白いわけがない」(芸能プロ関係者)
その聖子の懐柔策が大トリでの起用だったというのだ。
「ずっと渋っていた聖子も大トリとなれば話は別。メインの食いぶちとなっているディナーショーやコンサートの売り上げに影響を及ぼしますから。大トリを打診された聖子は二つ返事で承諾したそうです」(事情通)
こんな舞台裏を想像しながら大晦日の夜に紅白を見れば、一層盛り上がること確実だ。