テレビ東京が開局60周年を記念して、特別企画「テレ東系 旅の日」を3月20日に放送する。テレ東といえば「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」をはじめとした「旅番組」ということで、旅の日は4つの旅番組が7時間にわたって放送される。
ラインナップは「ザキヤマの街道歩き旅」「大久保川村の温泉タオル集め旅」「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」。だが、これに旅番組ファンからは疑問の声が出ているのだ。テレビ誌記者が視聴者の気持ちを代弁する。
「太川陽介の『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』と『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』はテレ東を代表する旅番組なので、ファンも文句はありません。ですが『街道歩き旅』はルールがコロコロと変わり、バスに乗ることができたので街道歩き旅ではなく街道バス旅だと批判されました。『温泉タオル集め旅』も最初はバスなど公共交通機関を使うルールだったのに、タクシーをいくらでも利用できるようになるなど、ルールが安定しません。どちらも面白いのですが、代表する番組かというと、そこまでではない。他にもっといい旅番組があるのではないですか」
その候補として挙げられるのが「千原ジュニアのタクシー乗り継ぎ旅」。すでに第19弾が放送されている人気シリーズだ。
そしてもうひとつが、福澤朗の「鉄道沿線歩き旅」。こちらもすでに第17弾まで放送されている好評ぶりだ。
「ジュニアは太川と同様にテレ東旅番組を代表する存在で、ラインナップに入っていないのは明らかに不自然。旅の日のような特別な企画の場合、早くから出演者のスケジュールを押さえるので、ジュニアのスケジュールの問題とは考えにくい。なぜ外されたのか、知りたいものです」(前出・テレビ誌記者)
太川からジュニアへ、そして出川へとたすきがつながるシーンが見たかっただけに、残念だ。
(鈴木誠)