沖縄ではプロ野球開幕に向けてのオープン戦が日々、繰り広げられている。3連休の始まりだった2月23日には、那覇と北谷の2球場で行われた試合に合計1万7744人の観客が訪れ、ファンの熱気に包まれていた。
選手たちも練習や試合の合間に楽しみにしていたであろう、沖縄の夜の街。最近は様々な条例によって、沖縄のネオン街は以前ほど活気がなくなっているのだが、ディープな夜の店情報を耳打ちしてくれたのは、地元飲食店関係者だ。
「国際通りから少し歩いた場所に『ちょんの間』が昔からあるのですが、今でもひっそりと営業しています。一見、普通のスナックですが、女の子がドアを開けて顔を出していますね。ちょんの間自体はもちろんグレーですが、反社と関係ない店であれば、警察も目をつむるざるをえない、という話もあります。働いている女性は60代から年金暮らしの人と基本的に年配ながら、早い時間に行けば、たまに若い女性もいるという噂もあります。コロナ禍ではキャバクラが休業を余儀なくされたため、20代の女性が働きに来ていたし…」
この飲食店関係者に「ちょんの間」の料金を聞いてみると、
「15分5000円ですが、時間によっては15分2800円に値下げしていることもありますね。もちろん公に営業しているわけではないので、遊ぶのは自己責任です。ただし、メンズエステや特殊浴場では女の子が足りていないことから、わざわざちょんの間に遊びに行くコアな旅行者は少なくありません」
沖縄の夜の街には、表向きの情報だけでは踏み込めない部分があろう。東京や大阪などの本州では、性サービス店で働く女性の質や料金が変わることは滅多にない。世情や時期によって夜遊びの質や価格の移り変わりが激しくなるのは、ある意味、観光地である沖縄の特徴といえるだろう。