スポーツ

メジャー挑戦「7人のサムライ」を実力査定(3)「全米1位」ダルは20勝する

 投手陣に目を向ければ、昨年のポスティングで破談になった岩隈が、FAとなってオファー待ちだ。メジャー関係者が語る。
「WBCでキューバを抑えた強烈なイメージが、スカウトや各球団幹部に残っているし、技術的には問題ない。ただ、肩と肘の故障歴があり、『中4日で投げられるのか』と不安視する声もありますね。まぁ、ケガさえなければ、12勝程度はいけるのでは」
 岩隈は今季、5月11日の日本ハム戦で右肩の違和感を訴えて降板、登録を抹消された。7月27日に復帰したものの、わずか17試合の登板(6勝7敗)に終わっている。が、前出・デスクはこうささやくのだ。
「肩と肘の不安はウソ。メジャー行きに備えて温存したんです。投手を酷使しがちな星野監督から自分の身を守るためには『違和感がある』と言う方法しかなかった」
 ニセ申告だったとすれば、まさに頭脳戦である。
 ところで岩隈といえば先頃、車中キスをしたなどという不倫報道があったが、
「アリゾナでの自主トレを切り上げて、慌てて仙台に帰った。奥さんが激怒しているそうです」(アメリカ在住ジャーナリスト)
 夫婦関係の修復が先決か。
 長らく態度を表明しなかったものの、満を持してついにメジャー行きを決断したのはダルビッシュだ。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」は、今オフのFA選手ランキングで、ダルビッシュを3位に入れている。投手では全体1位の最高評価だ。日本ハム関係者が言う。
「スカウト陣、同僚や対戦した他球団の選手たちが口をそろえて『20勝してもおかしくない』と太鼓判を押している。球が速いだけでなく、あれだけ球種も多いと打たれない。打線のいいチームに入れば、本当に20勝するんじゃないか。メジャー挑戦時の野茂よりも、総合力は上でしょう」
 問題はただひとつ。全米有力紙「USA TODAY」に「なかなかポスティング申請しないのは、離婚問題が原因だ」と書かれたのだが、
「ダルビッシュは私生活報道に凄くカリカリするタイプ。『もし(過熱報道のある)ニューヨークかボストンに行ったらダメになるんじゃないか』とも報道されています」(前出・ジャーナリスト)
 左腕の和田も引く手あまたで、代理人が「6球団が興味を持っている」と発言。
「メジャーは年間200イニングが先発投手の目安ですが、彼は180イニング以上投げたことがない。そこは不安です。スカウト情報によれば、『変化球(チェンジアップ)投手で、球は速くない』と分析されています」(友成氏)
 先発4、5番手で2桁勝利を期待されている存在だという。
 ポスティング申請しながら入札がなかった真田は、それでも自由契約となってマイナーから挑戦する意向を示している。前出・メジャー関係者によれば、
「スカウト陣は『サナダ?WHO?』『彼は右か左か?』と、まったく知らないようでした(笑)」
 が、まだ若いだけに、「ちょい化けする可能性はある」と言う野球関係者も。7人目のサムライとして、夢がかなう日は来るか。

カテゴリー: スポーツ   タグ:   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論