松村北斗はSixTONESの俳優人気No.1だ。現在、主演映画「夜明けのすべて」が公開中。CM起用はメンバーで最も多い3本で、ソロのオフィシャルグッズの売り上げも芳しい。
旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)に入所して、今年で15年。もともと内向的な性格で、ジャニーズJr.内でSixTONESが結成されてからは、それに拍車がかかった。
楽屋ではメンバーとの接触を避けるように、ヘッドフォンを装着して自ら孤立。5人VS松村1人という構図ができたこともあった。28歳になった今は、メンバーとの仲は良好。2020年のデビュー後、いっそう結束力が高まった。
しかし、芸能人の友達は少ないままだ。自他ともに認めるオタクで、趣味は多分野に及ぶため、一般人の「趣味友」が多い。オタ活のイベントには基本的にソロで参加。高度なテクニックを駆使したこともあったと、週刊誌記者は言う。
「『ランダムグッズ』といって、何が当たるかわからないものがあります。全30種類で、ランダムカード3枚入りを、松村は大奮発して何回も買ったそうです。でも、さすがにコンプリートは無理なので、イベント会場でXを開設して『捨てアカ』と呼ばれるアカウントを作り、交換できる相手をその場で探す。服装など自分の特徴を相手に知らせ、待ち合わせしてグッズ交換できた後に、捨てアカを消す。このやり方はトップオタの域です」
これまで顔バレしたことはない。オタ活に熱心な世代は、男子アイドルに興味がないようなのだ。
オタ心を仕事につなげたこともある。King Gnuの大ファンで、ファンクラブに入るほどである。
「松村は出演映画でギターを弾くシーンがあったことをきっかけに、ギターを趣味にしようとしました。オタ活にするほどのファンで、プライベートでも交流があるKing Gnuの常田大希に相談したら、『じゃあ、一緒にギターショップに行こう』と誘ってもらい、あげくにギターを買ってもらった。デューゼンバーグというアコースティックギターで、多くのギタリストに人気があります」(前出・週刊誌記者)
松村はほかにも、板橋ハウスというYouTuber系トリオ芸人のファンでもある。このイベントにも、ひとりで参戦している。
SixTONESでは超モテ男。しかしその素顔は、ガチオタだったのである。
(北村ともこ)