3月24日に閉幕した競泳パリ五輪選考会。27日には代表選手が記者会見で発表されたが、白熱する水中での一戦同様、陸側でもトラブルが起こっていた。居合わせた五輪担当記者が語る。
「3月23日、24日には東京五輪で2冠だった大橋悠依や、白血病から完全復活した池江璃花子ら、人気スイマーが試合に登場。そのため、多くのマスコミが会場に駆けつけました。プールサイドに面した席には日本テレビ系のパリ五輪キャスターを務める萩野公介や、くりぃむしちゅーの上田晋也、フジテレビ・佐久間みなみアナなどが一戦を静かに見守っていました。ところがその中で、ことあるごとにに『そこだ!』『いけっ! いけっ!』と、熱血アスリートキャスターの松岡修造も顔負けの大声を張り上げていた人物が…。振り向いたら北京、ロンドン、リオ五輪でメダルを獲得した松田丈志でした。在京テレビキー局の取材で会場に来ていたそうですが、中継関係者が『松田がうるさい』と苦笑いしていたとか。『もうちょっと冷静に戦況を見つめてもよかったのに』という声もありましたね」
4年に一度の晴れ舞台が、一発勝負の場に。それが競泳の醍醐味でもある。その分、アツくなる気持ちもわからなくはないが…。