元日本代表の田中マルクス闘莉王氏が自身のYouTubeチャンネルで「W杯26アジア2次予選兼アジアカップ2027予選」の北朝鮮戦の採点を行った。この配信でやり玉に挙げられたのは、左サイドで出場した前田大然だ。
前田は後半43分、浅野拓磨のパスを受けての決定的な場面があったが、
「浅野選手がボールを持って中に入ってきて、大然選手に素晴らしいパスを出した。やってくれた。ヘタだなぁって思いました」
攻撃面で物足りなさを感じたと評したのだ。
守備では相手の選手に激しいプレスをかけて貢献。しかし、闘莉王氏はこれが気に入らないようで、
「解説たちに守備をほめられたんですが、あそこのポジションは守備じゃないです。点を取る、アシストする、パスを出すとか、攻撃面でほめてほしい」
さらには、
「ごまかしてるよ、ディフェンスで。(攻撃面を)ごまかしているんです」
辛口批評は試合の解説者にも及んだ。
「ほめるところは守備じゃない。きちんと分析してほしい、解説たちも」
解説陣の見る目のなさを指摘したのである。
辛口批評で知られる闘莉王氏だが、それが解説者にも向けられるのは珍しい。ふがいない試合に、怒りが爆発した形だ。
試合を解説したのは、元日本代表の北澤豪氏と槙野智章氏。そして元北朝鮮代表の鄭大世氏。彼らは闘莉王氏の批判をどう思うだろうか。
(鈴木誠)