鉄道チームのリーダー村井美樹はもちろんのこと、相手チームの太川陽介も、さぞかし驚いたに違いない。4月10日の「水バラ」(テレビ東京系)で放送された「バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅 第19弾」で、「意外な人物」が鉄道チームの足を引っ張ったのだ。
この対決旅はバスチームの太川が3連敗中で、通算成績は8勝10敗と負け越している。そこで今回は太川を勝たせるために、村井率いる鉄道チームに「足を引っ張る人物」がキャスティングされていると、放送前に指摘されていた。
その人物と目されていたのは、フリーアナの馬場ももこだ。馬場は第2弾に登場し、勝手にタクシー代を使い込んだり、歩くことに難色を示したりと、足手まといになった前科がある。
ところが実際にブレーキになったのは、宝塚歌劇団出身女優の真飛聖。なにしろ、前代未聞のアクシデントを引き起こしたのだ。テレビ誌記者も驚きを隠さない。
「地図を読むのが苦手という村井に代わり、真飛は地図担当を引き受けました。ところが途中でコンビニに置き忘れたんです。気付いたのは電車に乗ってかなりの時間が経ってから。今さら戻るわけにもいかず、以降は地図なしで旅をすることになりました。バス旅はスマホを使えず、紙の地図を頼りに旅するため、それを失うのは大きなハンデとなります」
事実、鉄道チームは地図がないことで道に迷い、もう少しで列車に乗れなくなる事態に陥った。
第4チェックポイントでも、真飛は大きなミスをしでかした。ここでの司令は「鴨川名物おらが丼と絶景温泉を堪能しよう」で、村井が温泉に入り、真飛と馬場がおらが丼を食べることに。
温泉宿は2キロ先にあり、往復4キロになるので、電車の時間に合わせるために、帰りはタクシーを利用を決定。ところが財布を持っていた真飛は、村井にタクシー代金を渡すのを忘れる大失態を犯す。村井は往復4キロを歩くことになった。幸いにも電車には間に合ったが、もう少しで長時間、列車を待つことになるところだったのである。
そんな真飛の「妨害」を受けながらも、村井チームは見事の勝利をつかむ。村井の手腕がすごいのか、太川がだらしないのか。
そして次は鉄道チームにどんな刺客が送り込まれるのか、楽しみは尽きない。
(鈴木誠)