天才が孤独感に苛まれるのは世のことわりなのだろう。「令和の怪物」ことロッテの佐々木朗希(22)も御多分に漏れず、ロッテ球団関係者が語る。
「マウンドの佐々木に声をかける内野手はほとんどいません。せいぜい、互いにアウトカウントを確認するぐらいでしょうか。満塁のピンチを背負ってもシラけたもんですよ。見かねた投手コーチがタイムをかけてマウンドに強制的に集めなければなりませんからね。バッテリー以外の会話はほとんどないと思います。ちなみに、球場の食堂でも1人で食事する姿をよく見かけます」
チームメイトが距離を置くのも無理はない。すでに今オフのメジャー移籍に向けた〝密約〟が水面下で進行中だというのだ。スポーツ紙デスクが続ける。
「ドジャースへの移籍が内定しています。佐々木をサポートする大手広告代理店を中心とした〝チーム佐々木〟が、ドジャースの日本人スタッフを通じて道筋をつけたようです。そもそもは今オフ、山本由伸(25)と佐々木の両獲りを目論んでいました。大谷が大部分の年俸を後払いにしたのは、2人の獲得資金に回すためだったといいます」
問題なのは今季の〝怠慢プレー〟に他ならない。4月7日に登板後のヒーローインタビューで「最近は、あまり球が速くない」とハニカミながら自嘲気味に公言していたのだが‥‥。
「故障しないように、必要最低限の出力で投げているのは想像に難くないでしょう。ドジャースから今季の成績の良し悪しは問われないといいますからね。もはや、佐々木の気持ちがロッテから離れているのをチームメイトも気づいている。視察に訪れるメジャーの極東スカウトたちも『出来レースだ!』と文句タラタラみたいです」(スポーツ紙デスク)
とはいえ、今オフのメジャー移籍となれば「25歳ルール」が適用される。契約金と年俸の総額が年500万ドル以内に抑えられてしまうだけに、ロッテに入る譲渡金も格安となるのだ。
「大手広告代理店が、移籍しても佐々木関連のCMスポンサー料の一部がロッテに入るように調整中だといわれます。現在も収入源となっている『ロート製薬』や『プレナス』のスポンサー料の一部をロッテは失わずに済むというわけです」(ロッテ球団関係者)
つまるところ、昨オフに勃発した移籍騒動はカネ以外に落としどころが見当たらないということなのか。
残り3勝にまで迫った日米200勝に黄色信号が点灯しているのは、楽天の田中将大(35)だ。
「昨オフに受けた『右肘関節鏡視下クリーニング手術』の影響で直球のMAXが140キロ台半ばまで落ちました。直球が遅いので、スライダーやツーシームを2軍の選手にさえ見極められてしまう。かつてのライバル・斎藤佑樹(35)の晩年と重ねてしまうレベル。2軍の登板機会でさえもマー君の申し出がないと決められない特別待遇ですが、登板しても試合途中に帰宅してしまうんですから‥‥」(球界関係者)
3月20日のDeNA戦でも4回に降板するや、7回表には横須賀球場からタクシーで帰路についていた。
「間の悪いことに、この日はマー君の結婚記念日。夫人の里田まいがSNSにラブラブの夫婦写真を投稿していました」
まさか試合を抜け出してのデートではなかったと思うが‥‥。