雇い主の財産をギャンブルにつぎ込んで約62億円の損失を出した「一平ちゃん」のニュースは対岸の火事ではない! はた迷惑なトラブルメーカーは日本球界にも多数生息。ファンの顔が青ざめかねない「地獄絵図」を包み隠さずレポートする。
現状維持は後退の始まり––。かの有名な会社経営者の金言が裏目に出ているのは、ヤクルトの村上宗隆(24)である。スポーツ紙デスクが悩ましい変化を打ち明ける。
「体重が減って飛距離が落ちています。本人は認めようとしませんが、完璧に捉えた打球がフェンスを越えない場面が練習や試合でよく見られるのが何よりの証拠。どうにも、昨年のWBCで目の当たりにしたドジャース・大谷翔平(29)の壮絶な飛距離が尾を引いている。ショックを受けすぎたのか、大谷の打撃を盲目的に追いかけているようです。パドレス・ダルビッシュ有(37)に師事して、メジャー式のウエイトトレーニングやサプリメント摂取でオフに体を絞りすぎたのも一因でしょう」
待望の一発は飛び出たものの、開幕から54打席本塁打なしだった主砲の〝大リーグ信仰〟には周囲も口出しできずにいるのだ。
「大谷の飛距離が伸びたのはダルの影響だと信じ込んでいます。電話やLINEでダルに助言を求めるばかりで、間近で見ている打撃コーチはもとより高津臣吾監督(55)も手出しができないのが現状です。4月3日の広島戦が雨で中止になり、チームは室内練習をしたのですが、若手の範疇にいるはずの村上もベテランの青木宣親(42)や外国人野手と一緒に休んでしまった。それなのに移動ゲームの5日、わざわざチーム本体より早く帰京して早出練習をするマイペースぶりです。振り回される裏方たちも呆れ返っています」(スポーツ紙デスク)
同様に、「取り扱い注意」のレッテルが貼られているのが阪神の岡田彰布監督(66)だ。トラ番記者との「言った言わない騒動」で完全にヘソを曲げてしまった。在阪メディア関係者が解説する。
「岡田監督の『想定外』というコメントをそのまま見出しにしたのがマズかったわ。開幕2カードを負け越した後の囲み取材で、本人としては『想定内』と言ったつもりで言い間違えてしまったらしい。話の文脈では『想定内』が適切な言葉やねんけど、ボイスレコーダーには『想定外』という音声が録音されていて、それを番記者たちで示し合わせて文字にしてしまった。自分の意図と正反対のことを書かれた岡田監督が『ウソ書くやん!』と激怒して取材拒否しとるちゅうわけよ」
指揮官の取材陣シャットアウトは今季初めてではない。
「オープン戦で打撃不振に陥っていた佐藤輝明(25)を3月16日の中日戦でスタメンから外したのですが、それに対し一部のメディアが『荒療治』『輝外し』という見出しを付けた。単に休養を与えたつもりが、ミスリードするような内容を書かれたと岡田監督は『ウソばっかり!』と逆上して取材を拒否。在阪メディアにとって『岡田語録』は飯のタネだけに、今季は『提灯記事』を量産して岡田監督にコビを売り続けるしかないでしょう」(スポーツ紙デスク)
もっとも、そんな誰もがひれ伏す指揮官を年寄り扱いする無礼者が1人いる。
「サトテルが岡田監督を陰でおちょっくとるらしいわ。苦言を呈されても『また、おじいちゃんが何か言うとるわ』と親しい関係者の間で小バカにしとるんだとか。昨オフに考案した『アレンパ』も監督イジリの雑談の中で生まれた言葉。そんな空気感がチーム全体に伝染しよって、さらに岡田監督が機嫌を損ねないかハラハラもんやで‥‥」(在阪メディア関係者)
もはや、おべっかだけで「イラチ」を抑えるのは不可能なのかもしれない。