渡部建があのスキャンダルを起こしてから、ひとり奮闘してアンジャッシュを守りきった児嶋一哉。頼りがいのある男だが、有吉弘行は児嶋に対し、過激な発言を繰り返している。いわく、こうだ。
「渡部以下のクソバカ野郎とはコイツのことですけどもね。芸能界で渡部より最低な人間といえば、児嶋一哉しかいません」
なぜそんな扱いになるのか。今回は知られざる児嶋の異常性について記していきたい。
アンジャッシュが所属するプロダクション「人力舎」に伝わる格言がある。
「矢作に始まり児嶋で終わる」
おぎやはぎの矢作兼が何か新しいものを使っていると、周りがそれに憧れ、人力舎内でも流行するが、児嶋がそれをマネした途端、ブームが終焉するらしい。矢作によると、
「財布とか服とか『それいいね、どこの?』と聞いてきては、全く同じものを買うのよ」
プライベートで洋服が被ることもたびたびだ。矢作が憤る。
「本人はそれを恥ずかしいと思っていない。(自分としてみれば)一気にそのブランドがダサく思える」
おぎやはぎの2人は児嶋が同じものを買ったと知るや、もったいないが、その洋服を捨てることにしている。
バナナマンの設楽統も、同じ目に遭っているという。児嶋は設楽のファッションもマネしていた時代があるのだ。設楽の妻から情報を入手し、同じお店で同じ服を買い続けていた。
「お店で『統、何買った?』って店員さんに聞いていたから『コジにこれ売っちゃダメだ』って冗談で言ったら、本当に店員さんが『児嶋さんには売れません』って言っちゃった」
設楽はそう振り返るのだ。芸人にとって「パクる」とは、プライドが許さない行為に思えるのだが…。
(坂下ブーラン)
1969年生まれのテレビディレクター。東京都出身。専門学校卒業後、長寿バラエティー番組のADを経て、高視聴率ドキュメントバラエティーの演出を担当。そのほか深夜番組、BS番組の企画制作などなど。現在、某アイドルグループのYouTube動画を制作、視聴回数の爆発を目指して奮闘中。