お互い褒め合うなど、後からジワジワ笑いが込み上げてくる脱力系漫才がウリの、お笑いコンビ・おぎやはぎ(小木博明・矢作兼)。2005年放送開始のバラエティー番組「ゴッドタン」(テレビ東京系)をはじめ、出演番組数は数多く、不思議な魅力をお茶の間に振りまいている。
その、おぎやはぎの小木が、アンジャッシュ・児嶋一哉のYouTubeチャンネル「児嶋だよ!」(10月6日付投稿動画)に出演。ある意味人気に火が付くきっかけとなった過去を振り返っている。
おぎやはぎにとってポイントとなったのは、漫才日本一を決める「M-1グランプリ」の栄えある第1回大会(2001年)。しかしこのとき、優勝をさらったのは中川家だった。他にも、ますだおかだ、フットボールアワー、チュートリアル、さらにはキングコング、麒麟といった実力派コンビも多数出場していた。
そんな中、おぎやはぎは断トツの最下位に終わり、この年は一般審査員も採用していたものの、大阪では100点満点中9点と、本人たちも苦笑を浮かべるしかない低評価だった。もっとも準決勝は、周囲に1位通過確実と言われていたネタを土壇場になって変更した失敗もあったようで「ナメてたんじゃなくて、分かってなかった、賞レースを…」と小木が回顧。児嶋も「優勝を狙いに行くタイプでもない」と分析した。
以後、審査方法が改訂された「M-1」だが、“唯一の東京勢に対して「9点」は無いよ…”と世間の同情を買い、注目を浴びることに。おぎやはぎにとっては、まさに結果オーライだったのかもしれない。
(ユーチューブライター・所ひで)