自らの存在価値を維持するために、他球団の機密情報を担当球団の関係者に売り払っていた、アラサー番記者の小百合(仮名)。在京球団の担当を数年経験すると、次に異動したのは別の在京球団。ここでも必死に「ネタ」を売った。さる球団の関係者が言う。
「オンナとして男女の関係を求める選手は激減しましたが、本人は変わらず距離感を縮めては迫っていきました。この時も困ったのは、中堅捕手と遠征先で逢瀬を重ねた後に『あの人は早かった』と、下半身にまつわる秘密をポロポロと漏らしていたこと。周りが一気に引いてしまったのは言うまでもありません。徐々に選手と関係者が距離を置くようになり、またもや居場所がなくなった小百合が次に活路を見出したのは、快進撃を続けていた古巣の人気球団にネタを上納すること。ケガ人情報、昇格、降格情報、先発ローテーションなどが全て、提供の対象でした。選手たちは『小百合とはもう口をきかない』と怒りまくっていた。自業自得なのに『私は悪くない』と周囲にアピールする姿が、なんとも痛々しかったですね」
やることなすことが裏目に出る小百合。さらなる居場所を求めて、とんでもない行動に出たのだった。(続く)