前回に引き続き、アンジャッシュ・児島一哉の「闇」を明かしていこう。まずはバナナマン・設楽統の証言だ。
「コジ(児嶋)は鼻毛を抜いて家の壁にくっつけて『鼻毛の村』を作ってた」
「風呂の湯船に入ってオシッコしちゃう」
そればかりではない。
「番組のスイーツを紹介するコーナーで、コンビニで買えるトッポを紹介したっていうね。そういうのがコジなんだから」
さらに児嶋は数年前まで牛肉、豚肉、鶏肉の違いがわからなかった。
「肉はなんでもうまいと思って食ってた」
と語り、食レポの仕事では、的外れなコメントばかり。
信じがたいが、ショウガとニンニクの違いも、キャベツとレタスの違いもわからない。料理人から隠し味を当てるクイズを出されても、
「レタスとキャベツの区別もつかないような男に聞くな。最後まで隠しとけよ」
とキレていた。美味しいという感覚はあるが、
「味の違いを意識したことがない」
まさかのコメントを発しているのだ。
実は児嶋は食材だけでなく、国の区別もついていない。例えばタイを、中国だと思っているのだ。
「児嶋さん、タイに行ったことあるんだけどね。ゾウとも写真を撮ったって言ってるのに『中国だよね』って、ビックリしたよ。もうタイだけじゃなくて、フィリピンも中国だと思ってる。場所もわかってないの。『あの辺はもう全部、中国だよね』っていう感じ。国をわかってないんだな」
そう言ってアキレるのは、おぎやはぎの小木博明である。小木の相方の矢作兼も残念そうに、こう話すのだった。
「児嶋さんは興味のあることはとことん勉強するけど、それ以外のことはもう全然、耳に入ってこないの」
事実、高校時代から虜になっている麻雀は、2003年にプロ資格(日本プロ麻雀協会)も取得しているほどだ。とにかくバランスが悪いとしか言いようがない。
(坂下ブーラン)
1969年生まれのテレビディレクター。東京都出身。専門学校卒業後、長寿バラエティー番組のADを経て、高視聴率ドキュメントバラエティーの演出を担当。そのほか深夜番組、BS番組の企画制作などなど。現在、某アイドルグループのYouTube動画を制作、視聴回数の爆発を目指して奮闘中。