スポーツ

もう我慢ならない!ゼルビアVSヴェルディ「5月19日の遺恨マッチは危険すぎる」と専門家が警鐘

 サッカーJ1リーグが中盤戦に突入する中、「昇格組」の町田ゼルビアが快進撃を続けている。

 初挑戦ながら、川崎フロンターレや鹿島アントラーズなど難敵を撃破し、昨季の王者・ヴィッセル神戸と首位争いを展開。台風の目としてJリーグを盛り上げる中、ある問題が浮上していた。サッカーライターが解説する。

「ゼルビアのサッカーは堅守速攻のスタイルを貫き、徹底的に勝ちにこだわっています。特に黒田剛監督は守備でのハードワークや球際のボールの奪い合いを重視。そのためファールが重なり、相手チームのサポーターから『アフターファールが多すぎる』と批判を浴びているんです」

 イエローカードの警告数を見ても、ゼルビアは「27」で2位(5月12日現在)と、こちらでも「首位争い」を演じている(ワーストのアビスパ福岡と1枚差)。

 言い換えれば、それだけ勝負にこだわっている証でもあり、「新参者」が強すぎるがゆえに批判の矛先となっていることも間違いない。

 そんな激しすぎるゼルビアだが、サポーターだけではなく、全国のサッカーファンも注目のカードが間近に迫っている。前出のサッカーライターも「5月19日の東京ヴェルディとの一戦は遺恨マッチ。いつも以上に荒れる!」と、警鐘を鳴らしているのだ。

 その発端となったのは、昨年7月9日に行われたJ2第25節での直接対決。

「ともに東京を拠点にしたダービーマッチで、しかも首位攻防戦。さらに、試合の3日前に首位を走るゼルビアが2位のヴェルディから主力選手のMFバスケス・バイロンを引き抜いたことが『禁断の移籍』と批判され、当日は異様な雰囲気が漂っていました」(前出・サッカーライター)

 試合展開も目まぐるしく、ゼルビアが2点を先行するとヴェルディが後半に2点を奪い返し、結果はドローでタイムアップ。国立競技場に詰めかけた3万8402人の観客は大満足だったのだが、「事件」は試合後に起きた。サッカーライターが続ける。

「終了直後、ヴェルディの城福浩監督がピッチ上で『俺らはサッカーで勝負するから!』と語気を強めて怒りを爆発させたんです。その発言をDAZNの集音マイクが拾っていた」

 これが中継を見ていたサッカーファンの間ではすぐさま物議に。すると、試合後の会見で城福監督は厳しい表情で真意をこう説明した。

「相手はとにかく倒れ、もうやれないかと思うくらい痛がり、それでプレーする。これを繰り返される中でよく辛抱したと思います」

 首位とは思えないゼルビアの時間稼ぎのプレーに我慢ならなかったのだろう。

「5月19日はそれ以来となる公式戦での顔合わせ。しかも同じ昇格組となれば、どちらも絶対に負けられません。当時の『城福発言』をゼルビア側がおもしろく思っていなかったという話もあるだけに、特に球際はファール上等のバチバチの肉弾戦が繰り広げられるでしょう」(前出・サッカーライター)

 会場はゼルビアのホーム「町田GIONスタジアム」だが、さらなる遺恨を残すような殺気立つプレーは誰も望んではいない。あくまでもフェアプレーでダービーマッチを盛り上げてほしいものだ。

(風吹啓太)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    自分だけの特別な1枚が撮れる都電荒川線の「マニアしか知らない」撮影ポイント

    「東京さくらトラム」の愛称で親しまれる都電荒川線はレトロな雰囲気を持ち、映えると評判の被写体だ。沿線にバラが咲く荒川遊園地前停留所や三ノ輪橋、町屋駅前は人気の撮影スポット。バラと車両をからめて撮るのが定番だ。他にも撮影地点は多いが、その中で…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

    テレビ業界人が必ず見ているテレビ番組「次のブレイクタレント」「誰が最も面白いか」がわかる

    「業界視聴率」という言葉を、一度は聞いたことがあるはずだ。その名の通り、テレビ業界関係者が多く見ている割合を差すのだが、具体的なパーセンテージなどが算出されているわけではない。いずれにしても、どれだけ業界人が注目して見ているかを示す言葉だ。…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
板野友美とヤクルト・高橋奎二「夏休み家族旅行」動画に怒りと失笑「この時期の休みは不名誉なこと」
2
ピタリ合致!広島ファンがオリックスに贈った「西川龍馬のトリセツ」が大当たり
3
大谷翔平に50本は打たせたくない!デーブ大久保が激白する「外国人心理」と落合流ホームラン
4
大谷翔平の試合を観戦「3600万円の超VIP席」にいた東山紀之社長の「芸能界復帰」プラン
5
誰も監督をやりたがらない!ベルギーリーグ「日本人だらけ軍団」がガッタガタでも存在できるワケ