SNSでの真偽不明の情報により、芸能界に激震が走っている。
5月22日21時49分、暴露系インフルエンサーとして知られる「滝沢ガレソ」氏がXを更新。【ゆる募】と題して、
〈超有名女優とドラマ共演して電撃結婚した男性歌手が、結婚後に今度は番組共演した某NHKアナとW不倫し、今年の元旦に某週刊紙が本件をすっぱ抜く予定だったものの男性歌手の所属事務所が10億円を支払って記事を揉み消した件〉
と、閲覧者に情報提供を求めた。
こうしてネット上で疑惑の目を向けられてしまったのが、星野源とNHKの林田理沙アナだ。芸能関係者が語る。
「妻が2021年に結婚した『超有名女優』の新垣結衣である上、星野はNHK Eテレの『星野源のおんがくこうろん』で林田アナと共演している。さらに不倫相手の女子アナについて、滝沢氏が『現在はネカフェを転々とする生活を送る』と記したため、5月10日に離婚とネットカフェ生活を報じられた林田アナがズバリ当てはまる。実名こそ挙げていませんが、この2人を指していると受け取れます」
滝沢氏の投稿を受け、極めて異例の対応を行ったのが、星野の所属事務所アミューズだ。5月23日の午前2時28分、「株式会社アミューズ 法務部」名義のXアカウントで、この疑惑を全否定。
〈星野源に関してそのような事実は一切ありません〉
〈当社が記事をもみ消したという事実も一切ありません」
そうポストすると、さらに、
〈虚偽の事実を摘示、投稿することは名誉毀損その他の違法行為に当たります〉
法的措置を検討する意向を示したのである。
火種となった滝沢氏のポストから5時間足らずの、深夜の対応。なぜ「爆速否定」に至ったのか。
「第一にアミューズは上場企業なので、翌日の株価に与える影響を危惧したのでは。また、2020年7月に亡くなった所属俳優・三浦春馬さんをめぐるSNSでの対応を、反省材料としているのでしょう」(芸能関係者)
三浦さんをめぐる反省とは何かといえば、
「三浦さんの死後、SNSでは事務所が犯罪に加担したとする『三浦さん他殺説』が陰謀論的に流布され、アミューズが名誉毀損で訴訟を起こす事態に発展している。この件で『ウワサが広まりつつある段階で対応しておけば』という思いがあったのではないですか。今回のスピード対応が三浦さんのケースを踏まえてのものだと思えば、納得できます」(前出・芸能関係者)
これが芸能プロダクションの新たな指針となるかもしれない。
(川瀬大輔)