5月21日、22日のソフトバンク戦2試合で計33失点。大敗を喫した楽天・今江敏晃監督の「シーズン途中休養カウントダウン」が始まったと、周囲は慌て始めている。
福岡みずほペイペイドームでの初戦に21-0で敗れると、球団創設初年度の開幕第2戦で26失点した「悪夢再び」と揶揄する声が続出した。ソフトバンクの主催で京セラドーム大阪に場所を移した第2戦も、12-0と相変わらず。2戦連続の完封大敗に試合後、今江監督はベンチ裏で緊急ミーティングを開き、
「普通の負け方ではない。ここまで頑張ったことを忘れるな」
と呼びかけたという。だが球団OBは、
「もはや死に体、レームダックとはまさにこのことです」
と首を横に振って、次のように続けた。
「楽天は昨シーズン中に2度、コーチの入れ替えを敢行していますが、三木谷浩オーナーの意向があった、という噂が飛び交いました。今シーズンも借金5の時点で、1軍首脳陣の配置転換を実施しています。現時点では西武がパ・リーグ最下位のため、まだ多少の猶予があるとはいえ、このまま5月28日からのセ・パ交流戦に入れば、セ・リーグ球団にもドカンと負けてしまう可能性がある。一気に借金が膨らみ、最下位に沈んだが最後、就任1年目の今江監督に『途中休養』の二文字が見えてくるのは確実視されます」
もはや改善策はないという状況なのだろうか。