メインキャスターの井上清華アナが4月に2日連続で欠席した「めざましテレビ」(フジテレビ系)に、新たな心配事が発生した。同番組情報キャスターの藤本万梨乃アナからも、笑顔が消えてしまったというのだ。フジテレビ関係者によれば、
「藤本アナは番組内でニュースコーナーも任されるようになり、そのせいでシリアスな表情を浮かべることが多くなったのかと思われました。ですが、とうとう局内で『働かせすぎではないか』と体調を懸念する声が挙がり始めました」
情報キャスターは藤本アナと渡邊渚アナ、原田葵アナの3人。ところが昨年6月に渡邊アナが「うまく指が動かなくなった」「うまく呼吸もできなくなった」と尋常ではない体調不良を訴えて、無期限休養に入っている。
その際、藤本アナが渡邊アナの代役を務め、さらに井上アナが4月に欠席した際の代役も。番組進行をよく知る藤本アナの代役抜擢は仕方ないとして、藤本アナは朝の生放送番組を担当しながら、日曜22時から23時15分までの生放送「Mr.サンデー」のアシスタントキャスターも任されている。
藤本アナ「Mr.サンデー」出演後、月曜はお休み。火曜から木曜は、午前5時25分からの「めざましテレビ」生放送がある。出演機会のない金曜にも情報キャスターの取材があるため、この2年間、週休1日かつ朝5時から24時までのブラックな労務環境が続いているという。前出のフジテレビ関係者が嘆息する。
「年度の改編時にもアナウンス室から配慮の声が上がらなかったといいますから、驚きです。東大医学部卒の藤本アナを、将来的には朝の顔や報道キャスターに育てるための愛の鞭かもしれませんが、その前に潰れされてしまう。その証拠に、今年に入ってから藤本アナの頬がこけ、顔がひと回りもふた回りも小さくなってしまった…」
フジテレビの朝の顔はこれまでも大塚範一、笠井信輔、そして渡邊アナが病魔に冒されてきた。さらに4月20日の特番「FNS明石家さんまの推しアナGP」では、井上アナの激務を「致死量」とネタにし、不謹慎すぎると猛批判されたばかりだ。
もし役員待遇の三宅正治、軽部真一両エクゼブティブアナウンサーをもってしても、めざましファミリーの部下達をブラック労務環境から守れないとしたら、フジテレビの闇は深すぎる。
(那須優子)