WBC世界バンタム級7位・那須川天心の次戦(4戦目)が、7月20日に東京・両国国技館で開催されることがわかった。対戦相手はWBA同級4位のジョナサン・ロドリゲス(アメリカ)。2018年にプロデビューし、20戦17勝(7KO)2敗1分の戦績を残している。ノンタイトル10回戦になるという。
5月31日に都内で記者会見を開いた那須川は、ロドリゲスを次のように評しつつ、自信をのぞかせた。
「パンチを振ってきてKO率も高い。勢いがある。目つきも強い。KOはしっかり狙いにいって、力まず、自分のスタイルでやっていこうと。狙いにいくというか、おのずとKOできるんじゃないかと思います」
もし勝利した場合、5戦目の相手はどうなるのか。元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏は自身のYouTubeチャンネル〈具志堅用高のネクストチャレンジ〉で、これに言及。いわく、
「1試合したらもう世界でいいんじゃない」
現在、世界バンタム級王者はWBCが中谷潤人、WBAは井上拓真、WBOに武居由樹、IBFは西田凌佑と、日本人が独占している。那須川は意識する王者を記者から問われ、強い意気込みを口にした。
「全員、意識してますね。1個取ったらいいと思ってないんで、全部取るつもりでいるので」
プロ5戦目での世界タイトル奪取は、田中恒成に並ぶ日本記録となる。那須川を中心に、バンタム級戦線から目が離せそうにない。
(所ひで/ユーチューブライター)