それはZOZOマリンスタジアムでのロッテ×阪神戦(6月1日)の、始球式でのことだった。
背番号11のユニフォーム姿でマウンドに上がると、ロッテの往年の大エース・村田兆治氏を彷彿させる豪快なフォームで、ノーバウンド投球。フリーアナウンサーの袴田彩会は村田氏を意識したことを認めた上で、
「とても嬉しかったです。ノーバウンドで届いたのでよかった」
とコメント。自己採点は満点を超える「110点!」だった。
ファンのみならず、現役選手や多数のOBが視聴する「プロ野球ニュース」(フジテレビONE)のキャスターを務める袴田は野球教室、元ロッテ・里崎智也氏とのトークショーなどで人気を博している。球界関係者が明かす。
「彼女は宮城の民放テレビ局で5年間、局アナとして勤めたことがある。楽天ファンを公言していますが、実は12球団どのチームのことも、かなり詳しく勉強しています。局アナを辞めてからはコロナ禍もあって、しばらく現場から遠ざかっていましたが、今春のキャンプでは久々に現役選手へのインタビューが実現。もっと現場取材するには、CS放送やネット以外の媒体での活躍が不可欠になる。始球式をやってのけて、取材もできる。オールマイティーな女子アナはなかなかいません。そろそろどこからかお声がかかるのを、本人は待っているのではないですか」
その前にまずは、プロ野球のマニアックな部分をフィーチャーした番組に呼ばれそうな予感がする。