芸能

由紀さおり「メンテナンスが色々と大変」/テリー伊藤対談(1)

 1969年のデビュー曲「夜明けのスキャット」がいきなり大ヒットした由紀さおり。その後も役者や姉・安田祥子との童謡コンサートなど、常に第一線で活躍してきた。デビュー55周年を迎え、さらに精力的に活動中だ。そんな彼女の大ファンという天才テリーがその秘訣に迫った!

テリー デビュー55周年記念シングル「人生は素晴らしい」聞かせてもらいました。

由紀 ほんとですか。やめてください、恥ずかしいから(笑)。

テリー 何で恥ずかしいのよ(笑)。

由紀 もうすぐね、パリ公演があって(編集部注:パリ公演は5月、対談はその前に行われた)、「そこで歌うならフランスの方に書いてもらうのはどう?」っていうことになって、セリーヌ・ディオンさんとかにも楽曲を提供しているジオアッキーノ・モリシさんに作曲をお願いして、詞は松井五郎さんに付けていただきました。

テリー プロモーションビデオも見させてもらいましたけど、由紀さん全然変わらないよね。声もちゃんと出てるし。

由紀 いやいや、なかなか大変ですよ。

テリー 何が?

由紀 やっぱりメンテナンスが。

テリー あ、そう。何やってるの?

由紀 40周年の頃ですかね。舞台をやっている時に、声帯が自分の思うようにコントロールできなくて、あんまり調子がよくないなって思ったんですよ。それで「ああ、これはお酒だな」と。別にお酒が悪いわけじゃないんですけど、私、お酒をいただくと騒いじゃうんですよ。「キャー」とか「イヤーン」とか。

テリー アハハハ、いいなぁ(笑)。

由紀 それで次の日の朝、声がガッサガサで、「しまった、私は歌い手だった」とかっていうことが、その頃ずっと続いていて。だからそれ以来、お酒はずっと飲んでません。

テリー ということは、もう15年も飲んでないの?

由紀 そう。乾杯の時に「飲めません」って言うとシラけちゃうから、一口ぐらいはいただきますけど、それ以外はまったく。

テリー タバコも吸わないんでしょ?

由紀 もちろん。タバコは若い時から一度も。

テリー 偉いなぁ。

由紀 でも、やっぱり舞台で声が出ない方がずっとつらいので。

テリー そりゃそうだね。

由紀 それから声帯もやっぱり筋肉で、続けて歌ったりすると痛んだり弱ったりしますので、週に1回は耳鼻科にメンテナンスに行ってますね。今は自分の声帯がビデオじゃないですけど、見られるので。そうすると先生から、「全然悪くないから、いつもどおり歌って平気ですよ」って言われて、安心するんです。

テリー 声帯ってビデオで見れるの?

由紀 先端にカメラが付いてるようなものを口から入れて、モニターで自分も一緒に見られるんですよ。

テリー ああ、そういうことか。他にも何かやってるんですか。

由紀 あとはトレーニングですかね。パーソナルトレーナーの方と一緒に、片足で立って左右20回ずつスクワットとか。色々と週に1回やってます。

ゲスト:由紀さおり(ゆき・さおり)1946年、群馬県生まれ。幼少期から児童合唱団に所属し、童謡歌手として活躍。1969年、「夜明けのスキャット」でデビューし、ミリオンセラーに。1983年公開の「家族ゲーム」では「日本アカデミー賞・優秀助演女優賞」を受賞。2012年に紫綬褒章、2019年に旭日小綬章を受章。今年デビュー55周年を迎え、記念シングル「人生は素晴らしい」、3枚組ベストアルバム「由紀さおりベストオブベスト~ 55th anniversary」発売中。また、「由紀さおり 55thコンサート ~新しいわたし~」開催中。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「元天才」西川龍馬がオリックスではまるで打てなくなった「ジェットコースター的データ」
2
新庄剛志監督「降参宣言」が出た…急失速の日本ハム「代わりの選手がいない」で戦略切り替え
3
韓国が2026W杯に出られない! アジア最終予選の異様な組み合わせと「3つの壁」
4
円安ショック!日本人男性が食いつく海外旅行先が「タイ⇒ベトナム」に急変した「ナットクな理由」
5
大森うたえもんが今だから明かす「たけし軍団」脱退の舞台裏