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ヘッドマークは「燃える闘魂」…アントニオ猪木がジャックした京王線「闘魂トレイン」の評判

 東京で京王電車に乗った海外観光客は「アントニオ猪木が電車の中にたくさんいて、驚いた」と目を丸くした。

 京王電鉄は6月16日から、車内の広告全てにプロレスラーの故アントニオ猪木が登場する特別電車「闘魂トレイン」の運行を始め、中吊り広告に試合場面などのポスター約1000枚を掲示している。中には力道山の付き人をしている姿や、モハメド・アリとの「世紀の決戦」を前に握手するシーンなど、貴重なものが多い。年配の海外観光客からは「アリーッ!」と歓喜の声が上がったという。

 実はこの特別電車は、京王百貨店新宿店で6月26日まで開催されていた「2024超・燃える闘魂 アントニオ猪木展」のプロモーションだった。展示会は終わったが、猪木電車は6月末まで走り続けるという。格闘技に詳しいスポーツ紙記者が言う。

「6月26日は世界格闘技の日。1976年のその日は猪木とボクシング世界ヘビー級王者モハメド・アリによる異種格闘技戦が行われ、『世紀の一戦』と日本中が沸いたんです。でも終わってみたら、八百長だの恥晒しだの、なんだかんだ批判されてね。結果も引き分けですし、あまり評価されなかったわけです。ところがここ10年ほどになって、状況は変わりました。テレビ画面が大きくなり、技術や機材など映像まわりが高精度になったおかげで、あの試合の細部までが確認できるようになった。やっぱり猪木はとてつもなくすごい、と再評価されているんです。今回は世界格闘技の日にちなんだイベントですが、グッズはバカ売れし、日本の猪木ファンのみならず、インバウンドでも成功したようです」

 先頭車両には、猪木の顔と「燃える闘魂」のキャッチが描かれたヘッドマークがあるこの電車について京王電鉄に問い合わせると、

「早朝から深夜まで、橋本駅から本八幡駅の間を折り返しながら、2時間弱に一本は走っています」

 6月末まで元気に運行である。

(小津うゆ)

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