「イケメン炎上王」といえば、俳優の野村周平だ。
バラエティ番組では「ビッグマウス」と受け取られて当然の発言が多く、その炎上確率はかなりの高さを誇っている。
また、2019年には一般人が撮影した街を歩く野村の動画がSNS上で拡散されたが、本人は堂々と歩きタバコ。盗み撮りされたことより路上での喫煙行為が批判を食らってしまった。そんなプライベートでヤンチャなイメージがすっかり定着したことで、炎上しやすいキャラクターへと繋がったことは間違いない。
しかし、21年頃からは炎上を避けるために、ツイッター(現在のX)を自粛した時期があった。合わせて、所属事務所が撮影現場での振る舞いやバラエティ番組内での発言を厳しくチェックしているという報道があったりと、ヤンチャ路線からオトナ俳優へのキャラ変計画が進んでいることが匂わされていた。
「昨年末に、都内の繁華街でプライベートを満喫する野村と、俳優の山田孝之の姿を目撃したことを『Smart FLASH』が報じていましたが、通行人から声をかけられた野村はしっかりとお辞儀をしていたようです。『なかなか好青年でしたよ』という通行人の証言も紹介されていましたし、過去の歩きタバコ動画の失敗を経て、言動を改めたのかもしれません」(エンタメ誌ライター)
ところが、そんな好青年化が噂されていた野村に過激な物言いが復活したと、お茶の間がザワついた。女性誌記者はやはり驚いたという。
「7月4日に放送された『トークィーンズ』(フジテレビ系)でしたね。大好きな彼氏にフラれた女性に、どういった言葉をかけて慰めるかと聞かれた野村の口から出たのは『よく考えて。地球規模で考えれば、お前のフラれた話なんて鼻クソ以下の問題やから、そんなことで悩まなくていいよ』と、ストレートどころか、ぶっ飛び発言でした。これには藤田ニコルが『最悪』『炎上、炎上しろ』と全身で拒絶反応を示していましたが、女性視聴者の多くは言葉を失ったことでしょう」
野村が女性がフラれた話を地球規模で考えていることに、ツッコミどころが満載すぎて、逆にどうツッコんでいいのかわからないという声が聞こえていたのは事実だ。
また野村はこの日、休みの日は趣味の釣りに快く送り出してくれる女性がありがたいとして、理想の女性像に「俺の人生を邪魔しない人」を挙げているが、
「自分の人生を邪魔しない女性が理想とぶっちゃけた野村に、女性をデートに誘った際に、相手が友人とのホテルランチを優先したらどうすると聞くと、『ホテルランチにするような女はいらんもん、俺の人生において』と、過激発言の連発でしたね。さすが、以前にX上で『言論の自由』を訴えかけただけのことはあります」(前出・女性誌記者)
とにかく女性に限らず、相手のことはどうでもいい、自分にしか興味がないという性格なのだろう。
ただし、それが俳優・野村周平だとするなら、やはりバラエティには不向きと言わざるをえない。再び本性を現わした「イケメン炎上王」がテレビから消えたら、それはそれで少し寂しいが…。
(田中康)