新型コロナウイルスに感染し、かなり重い症状に苦しんでいたことを明かしたのは、お笑いタレントの土田晃之だった。
7月7日に放送されたラジオ番組「土田晃之 日曜のへそ」(ニッポン放送)のリスナーは、3週間ぶりに復帰したMCの深刻だった事情に驚いた様子だ。
土田は、2週前にあたる6月23日の放送日はスタジオまで来てはいたものの、喉に不調があったため帰宅するよう促された。そして翌日、医療機関に行ったところ、医者から「これはダメだね」と第一声で言われたのだという。
扁桃腺が腫れて発熱があり、ツバが飲み込めない状態で緊急入院となった土田だが、実は医者に「死にますよ」と言われるほど危険な状態だったのだとか。点滴で熱は下げたものの、結局は3日間入院し、その後は自宅療養が続いていた。芸能記者が言う。
「番組の公式HPに掲載された写真を見ると、土田はげっそりと痩せて疲れ切っている印象です。本人いわく、前日の北海道ロケで帰りの飛行機が遅延となり、東京に戻ったのが朝4時だったのが原因だと言っています。コロナの後遺症ではないと話していましたが、ロケが長引いたぐらいで見るからに不健康な顔だった印象はありませんから、病み上がりというのは大きいはずです。新型コロナはやはりバカにできないなと、改めて認識しましたね」
新型コロナは昨年5月、季節性インフルエンザなどと同等の5類感染症に引き下げられた。それまで連日、自治体から公表されていた新規感染者数の発表などはなくなり、街中でマスクを着用している人の数は明らかに減った。だが今年に入り、新規感染者数は増加傾向にある。6月には上皇后さまが感染されたが、実際に著名人の感染報告件数はかなり多い。
残念ながら、国民の新型コロナへの警戒度は著しく低くなっているが、土田が「死にますよ」と言われた感染報告を聞く限り、少しでも気になったら放っておかない方がベターだろう。そして手洗い、うがいなど、せめて日頃からできる簡単な対策だけは続けておくべきだ。
(石見剣)