元モーニング娘の辻希美が、久々の「おバカぶり」を存分に発揮した。それは7月17日の「ぽかぽか」(フジテレビ系)でのことだ。
キャンプ好きのタレントとして、つるの剛士、Kis-My-Ft2の二階堂高嗣、キャンプ女子の森風美が登場し、その魅力を語った。その中でゴリエ(ガレッジセール・ゴリ)が、こんな暴露話を展開したのだった。
「先ほど皆さんがいろんなキャンプ場を紹介した時に(キャンプ場では)蛍も見れるんです、って言ってたじゃないですか。辻ちゃんが(登場前に)裏で横にいたので『辻ちゃんって、ホタルって漢字で書ける?』って言ったら『ちょっと待ってください、ホタルって漢字あるんですか』と聞いてきた」
辻は自ら必死で考えた、ホタルという漢字を披露。「光へん」に「丸」と「虫」を重ねたもの。しかも「丸」にはなぜか「飛」の反りの部分に書かれている、「ハ」を横にしたような「ちょんちょん」が添えられていた。ハライチ・澤部佑は「怖っ!」とおののくも、辻は「どう見てもホタルですよね」と訴えたのである。
この後も漢字を書く問題で奇想天外な文字を繰り出していた辻だが、全盛期はこんなものではなかった。
「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)の名物企画「岡女(私立岡村女子高等学校)期末テスト」では珍回答を連発。英語の和訳問題で「night(夜)」を「ニグリット」「together(一緒に)」を「トゥギター」「telephone(電話)」を「テリープリン」など、和訳すらせず、独自の読み方を公開した。
「クイズ!ヘキサゴンⅡ」(フジテレビ系)でも大活躍。漢字が混じった問題文を読み上げるアナウンスクイズでは、「胡瓜・茄子・蓮根。鮨の河童巻の具は?」という問題文を「こぼす・なす・れんね。しゃけのかどうまきのぐは?」と読み上げ、解答者を混乱させている。
だがそんな辻も、今や4児の母。独身時代は単に「おバカ」と片づけられていたが、働くママさんとしての一面が加わり、そんな姿すら「可愛らしい」という好感度に繋がっている。時代は変わるものだ。放送作家が言う。
「一時期、子育てや手作り弁当が誤解されてバッシングを受けましたが、当時、彼女をとある番組で取材した際、同行させていたお子さんの鼻を、辻が口で直接吸い出す姿を目撃して、見直したことがあります」(放送作家)
やはり正しいことをしていれば、いつかは伝わるものなのだろう。
(安吾)