今年6月には「日テレを辞めても藤井さんは『news zero』、私は仕事zero」と自虐し、自身と同じ3月末に日本テレビを退社した藤井貴彦アナとの格差を嘆いていたのに…。
現在フリーアナウンサーの上重聡は、実際に5月はほぼ仕事が入っていなかったようで、人生で初めてゴールデンウィークの長さを実感したとテレビ番組で明かし、その後のビジョンが見えていない様子だった。だが、状況が一気に好転したようだ。
7月21日に放送された「行列のできる相談所」(日本テレビ系)で、フリー転身後の最高月収を聞かれた上重は「6月いっぱい仕事、頑張りました。約250万円」と、ストレートにぶっちゃけた。週刊誌記者がその内訳を分析する。
「1本3~5万円の野球関連のYouTube出演と、1本30~50万円の講演会の出演が主な収入源となっているようです。相変わらずテレビ出演は少ないですが、4月からYouTubeや講演会の仕事は受けていたようで〝仕事zero〟というのは大げさに自虐していたのでしょう。ちょっと安心しましたね」
しかし、本人には苦労がありそうだ。上重は他のフリーアナたちとは違い、芸能事務所に所属していないため、マネージャーを雇っていない。つまり、売り込みからすべて自分1人でこなしている状態なのだ。だが、現状はこれが逆に収入を増やす要因となっているという。
「自分一人でこなすわけですから、きっと大変でしょう。ですが、入ってくるギャラはすべて上重のものになります。頑張り次第では、売れっ子アナウンサーたちの収入をあっさり上回ってしまう可能性は高い。自虐コメントを発した際に、本気で他のフリーアナたちに羨望の目を向けていた上重がここまで再浮上できるわけですから、芸能界と同じで、アナウンサー界には夢があるということでしょう」(前出・週刊誌記者)
とはいえ、上重自身が「月によって仕事の量も変わってくるので、不安でしょうがない。レギュラー番組が一番欲しい」と話していたのは本音だろう。
しかし、自称zeroから不屈の精神で月収250万円まで戻してきたのは、さすが甲子園でPL学園のエースとして松坂大輔と名勝負を演じた元高校球児だ。
局アナ時代は〝天狗〟説が流れた時期があっただけに、謙虚さを忘れず好感度を上げていけば、1年後にはフリーアナのトップとして多くの番組で登板していても不思議ではないだろう。
(本多ヒロシ)