7月22日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた「日韓ドリームプレーヤーズゲーム」。これまで「宿命のライバル」としてWBCなどの国際大会で熾烈な戦いを繰り広げてきた日本と韓国のレジェンド選手が集い、真剣勝負を行った。
日本の監督を務めたのは、原辰徳前巨人監督。選手には「平成唯一の三冠王」である松中信彦、メジャーリーグでも活躍した上原浩治、藤川球児、城島健司ら錚々たるメンバーが集結した。
対する韓国も超豪華メンバーだ。第2回WBCで大活躍したキム・デギュンや、中日でプレーしたイ・ジョンボムら、日本の野球ファンにも馴染み深い顔ぶれが揃った。
日本は1点ビハインドで迎えた6回に「超人」糸井嘉男の3ランで逆転。10-6で試合を制した。
往年の野球ファンをシビれさせた「日韓ドリームプレーヤーズゲーム」だが、プレイボール直前に観客をヒヤヒヤさせたシーンが。スポーツライターが語る。
「この日はサプライズで元日本ハムの杉谷拳士がエスコンフィールドの上空からパラシュートで登場し、開会宣言を行ったのですが、これが『予期せぬ着陸』になってしまったんです」
進行役による「みなさん、上をご覧ください!」のナレーションとともに、モニターに大映しにされたパラシュート。旋回した後、3分ほどして猛スピードでグラウンドに突っ込んできた。
「素人目にも危険な速さでしたね。客席の一部からは悲鳴が上がり、『下手すれば死んでた』との声も。杉谷自身、向けられたマイクに『足、立てない!』と絶叫しました。なんとか開会宣言はできたものの、グラウンドを出る際は痛そうに足を引き摺っていました。ふくらはぎは傷だらけで、出血していましたね」(前出・スポーツライター)
あわや大事故なのであった。
(川瀬大輔)