7月18日に発売されたKONAMIの人気野球ゲーム「パワフルプロ野球2024-2025」に、数々の不具合が発覚。盛大な「バグ祭り」が展開されている。
パワプロの公式サイトは7月23日に〈発生している不具合について〉と題して、これまでの不具合を2回にわたって報告。〈特定の打球がマウンドに埋まり進行不能になる〉〈野手⇔投手コンバートを繰り返すと投手能力が上がり続ける〉などといった複数の「バグ」が発生していると説明。〈次回アップデートで修正を予定しております〉と弁明している。
パワプロは1994年3月にスーパーファミコン用ソフトとして発売されて以降、最新データ版が定期的に発売され、シリーズの累計売上は2022年時点で2400万本を超える人気ゲーム。これまでにも数々の不具合が報告されているが、今回のような大量のバグは、まさに異例の事態と言える。
一部のゲームマニアは「ゲーム史に残るレベルのヒドイ出来」と酷評。「いつも通りのユーザーデバッグです。きちんとした製品版が欲しい方はアップデート後に買いましょう」「大谷翔平へのギャラが高すぎたんだろ」などと冷ややかな声もある。
確かに大谷はパワプロのアンバサダーを務め、もちろんゲームにも登場している。ゲーム内の打者能力は、シリーズ最強クラスとなる「パワー95」。打撃と投球に好影響を及ぼす特殊能力「投打躍動」を有する。大谷のキャラクターに不具合がなかったのは、不幸中の幸いだったが…。
パワプロのバグ祭はもはや恒例とはいえ、完全な形でゲームを楽しみたいなら、デバッグ後のアップデートを待った方がいいだろう。
(ケン高田)